彼の誘導 ページ7
「祐一さん、
もう酔ってるわけじゃない…よ、ね？」
祐一「…いや、酔ってるっていうより
舞い上がってるかな」
「ひゃあっ、耳元で喋らないで、くだ、さい」
祐一「今日はもう離さないけどいい？」
「だっ！だから！耳元で囁かないで…」
祐一「耳、弱いんだ。可愛い」
「祐一さん、キャラ変わってますよ…」
祐一「今月全然会えなかったし、
来月から離れ離れだし…
もう我慢しなくても良いかな？」
私は小さくうなづいた。
「あ、でも、私初めてだから…」
祐一「大丈夫。全部僕に預けて？」
優しいキスが何度も落とされる。
「あ…ね、シャワーは浴びたい…」
祐一「んーごめん、その余裕ない…。
もう限界で。
…あ、でも、A誕生日だもんね…、
やっぱりこのままは嫌か」
うんうんとうなづくと、
祐一「じゃあ、一緒に入るのはだめ…？」
「…え、」
目の前にいるのは狼というよりも子犬だろう。
「…祐一さん、ずるいです…。
前にも言いましたが、そんな目で見られると」
祐一「…だめかな？
もう、あと2時間で今日が終わっちゃうから。
僕はもう1分たりとも離れたくないよ」
「…」
祐一「…可愛い」
「え？」
祐一「コロコロ変わる表情も、
恥ずかしそうに俯くのも…
全部僕しか知らないって思うとたまらないよ」
「祐一さん、
帰るまで無言だったのに、急に雄弁ですね…」
祐一「あぁ、さっきはほんとごめん…。
単なる嫉妬と八つ当たりだよ」
「え？」
祐一「一度パーティー抜けて
部屋の用意をして戻ったらもうお開きになってて。
メール返事するより
電話の方が良いかと思ってかけようとしたら
荒木くんに電話してるから…」
「私だって何処かで待ってくれてると思ってたのに
祐一さんが居ないから…
パーティーで祐一さんが
お、お持ち帰りされたのかと思って…
それなら、もう帰ろうって」
祐一「もしそうだったら…
僕を取り返してくれないの？
それに、荒木くんと過ごそうと思ったとか
言わないよね？」
「そんなわけないじゃないですか」
祐一「…良かった。無事に捕まえられて」
そう言うとギュー、と抱き締められた。
「それは私の台詞です」
私も背中に手を回すとキスが降ってくる。
祐一さんてキス魔？
比べる対象がいないからわからないけど。
祐一「…やっぱり、このまましちゃだめ？
それか、一緒に入ろう？」
「…意地悪」
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マリイ - 編集長との小説も書いて欲しいです (2019年10月11日 23時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - サバイバルウェディングの編集長好き個人的に(伊勢谷が好きなだけ←) (2019年10月3日 12時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - ベジタリアン系女子さん» ベジタリアン系女子様 コメントありがとうございます！嬉しいお言葉、励みになります♪苦行みたいになってますが、なんとか完結出来るように頑張ります！ (2019年8月29日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
ベジタリアン系女子 - 一気読みしちゃいました！展開が楽しみです！これからも頑張ってください！陰ながら応援してます (*^^*) (2019年8月26日 17時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - コメントのお返事ありがとうございます！！！更新楽しみに待ってます♪！ (2019年8月15日 12時) (レス) id: 846374649b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2019年8月7日 13時
