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勢いのプロポーズ ページ43

指環は私の指にしっかりとハマり、
輝きを放つ。


「ぴったり…」



祐一「良かった…インドに行く前に
オーダーしておいたんだ。
流石に病院で渡すのは嫌だったし、
本当はどこかステキな場所で
プロポーズしたいと思ってたんだけど…
気持ちが入り過ぎて今しかないって思った」




「インドに行く前から考えてくれていたの?」




祐一「…うん。
どうやって話を振るか、全然決まらなくて…。
ほら僕、既にプロポーズして失敗しているし」


そう言って苦笑する祐一さんに、
私は抱きついた。


「祐一さん、
私まだこれを受取る覚悟が出来ていません。
…でも、少し、もう少しだけ
待ってくれませんか?
指環のお返しはしないで済むように
私も最善を考えます」



祐一「…それで良いよ。
…良かった…完全に嫌われたと思ったから…」



「今日は本当にごめんなさい…。
私も子どもみたいなことして」




祐一「それも含めてAなんだから、
僕は感情を出してくれる今のAが
すごく魅力的だと思っているよ」




「やっぱり…祐一さんはホストみたい」




祐一「うーん…
本音を言ってるだけなんだけどな」




「そうやって、私以外の人を
無意識に口説かないで下さいね」

私は耳元で囁いた。




この後の祐一さんの慌てよう。

途端に耳も顔も真っ赤になっている。



そのうち、
私の顔を手のひらで包み、
真剣な顔で言った。



祐一「…キスしても良いですか」



「…許可します」


最初は軽く啄ばむようなものだったのだけど、
徐々に濃厚になっていき、
最後の頃の私は完全に酸欠。


祐一「…ごちそうさまでした。
まだまだ足りないくらいだけど、
この先はちゃんと返事貰うまで待つから」


この先を想像して、
この人になら全てを預けても大丈夫な気がした。

私、ちゃんと愛されてるんだって
実感が湧いたから。

善は急げ→←誠意の告白



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こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつも応援ありがとうございます!描こうと思ってたストーリーを変えて、思いつきで描いたらちょっと失敗気味ですが、波乱の幕開けとしたいので、もうちょっとハラハラして下さい(笑) (2018年12月16日 21時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます!2人がくっついて嬉しいんですけどお父さん体調不良でどうなるんだろう・・・?とハラハラみてます。さらに年下くんともどうなるんだろう?続き、楽しみにしてます! (2018年12月16日 19時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつもコメントありがとうございます!実は前からこんな展開を描いていて、でもなかなかその内容を出すタイミングが掴めずに非公開にしていたんです。今回、無理矢理公開したので一気に更新となりましたが。新キャラ登場で、話に動きが出るといいなと思っています。 (2018年12月9日 1時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 大量更新ありがとうございます!ライバル出現にビックリです!でも振り回される主人公、可愛いですね。優しいだけじゃなくていろんな顔の祐一が見られそうな展開で楽しみです! (2018年12月8日 20時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» 早速読んでいただけたんですね。ありがとうございます。完全に迷走しています。もうちょっといちゃいちゃさせたいです。頑張ります(笑) (2018年12月6日 18時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こちいこ | 作成日時:2018年11月17日 8時

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