頼れる人 ページ40
祐一さんのことは好きだけど、
祐一さんの性格や考え方が理解出来ない。
同志から恋人になったけど、
私たち、やっぱり合わないのかも…。
私は彼を病院に置いて、帰宅した。
それでも居ても立っても居られなくて、
私は姉に電話をかけた。
Prrrr.Prrrrr.Prrrrr.…
無機質なコール音が流れ続けたため、
私はガックリと項垂れた。
家に帰り、電気も点けずに
ぼーっと考えていた。
私はどうするのが正解なんだろう。
…程なくして、かかってきた電話。
「…お姉ちゃん、折り返しありがとう。
突然ごめんね」
姉「どうしたの？
貴女が私に連絡するなんて珍しいじゃない…」
「ちょっと相談に乗って欲しいの。
今大丈夫？」
姉「うん、ちょうど仕事ひと段落したから良いよ」
「私と柏木corporationの御曹司の祐一さん、
今付き合ってるんだけどね？」
姉「うん、その話は聞いてるよ。
婚約者なんでしょ？」
「…まあ、それは親同士が言ってるだけで、
私達自身はまだ付き合いたての恋人同士っていう感じ…」
姉「うん。それで？祐一さんと何かあった？」
「この間、家族会議もしたから
柏木社長が倒れたのは知ってるでしょ？
今日、祐一さんが会社継ぎたいって言い出したの」
姉「そう。社長は認めたの？」
「社長のお見舞いに病室に行こうとしたら、
多分役員さん相手に息子には継がせられないって
怒鳴っているのが聴こえて。
とりあえず私達は廊下に座ってたんだけど、
祐一さんが突然、家継ぎたいから
経済の勉強したいって…インドも諦めるって…」
姉「それで？貴女はなんて答えたの？」
「あまりにも突然だったし…、
そんな簡単に物事決めてって…非難した。
本当は寄り添うべきなんだろうけど、
整理する時間欲しいって言って逃げてきたの」
姉「貴女の気持ちわかるな。
でも、彼は軽い気持ちで
貴女に打ち明けたのかな？」
「え？」
姉「私は祐一さんのことはよくわからないけど。
家を継ぐ、継がないって簡単に決められること？
私は生まれた時から
そういう運命だって捉えてきたけど、
そうじゃない人生…、
簡単に言ったら、貴女が会社を継ぎたいって
言い出すことと同じくらい
勇気のいることでしょう？」
「私が家を継ぐって宣言するのと同じ…、
確かに凄い勇気いるけど…
でも！社長が倒れたから、
家を継ぐ決心するってなんだか腑に落ちないの。
あんなにやりたいこと熱弁してた人が」
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こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつも応援ありがとうございます！描こうと思ってたストーリーを変えて、思いつきで描いたらちょっと失敗気味ですが、波乱の幕開けとしたいので、もうちょっとハラハラして下さい(笑) (2018年12月16日 21時) (
レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！2人がくっついて嬉しいんですけどお父さん体調不良でどうなるんだろう･･･？とハラハラみてます。さらに年下くんともどうなるんだろう？続き、楽しみにしてます！ (2018年12月16日 19時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！実は前からこんな展開を描いていて、でもなかなかその内容を出すタイミングが掴めずに非公開にしていたんです。今回、無理矢理公開したので一気に更新となりましたが。新キャラ登場で、話に動きが出るといいなと思っています。 (2018年12月9日 1時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 大量更新ありがとうございます！ライバル出現にビックリです！でも振り回される主人公、可愛いですね。優しいだけじゃなくていろんな顔の祐一が見られそうな展開で楽しみです！ (2018年12月8日 20時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» 早速読んでいただけたんですね。ありがとうございます。完全に迷走しています。もうちょっといちゃいちゃさせたいです。頑張ります(笑) (2018年12月6日 18時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年11月17日 8時
