9話 別に女の子が好きとかじゃないんだからね← ページ10
貴「さ――くーの――おおおぉぉぉ!!!!!!!!!!」
桜「キャッ!先輩!?」
かわいい桜乃かわいい!超かわいい!
それに比べてうちの女子部員どもはかわいくない!
というか可愛げがない!
なんなんだまったく。
桜「A先輩、どうしたんですか」
貴「ああ、ごめんごめん。ちょっとイラついてたから栄養補給してたんだよ」
「変態か」
突如後ろから声がしたかと思うと、立海の丸井さんとジャッカルさんがいた。
貴「あれ?どうしたんですこんなところで。テニスコートあっちですよ?迷子ですか?もしかして迷子……痛ってぇ!」
頭に強い衝撃が来た。
頭を抱えてしゃがみこむ。
冷静になってきて、やっと丸井さんの鉄拳が来たことが判明した。
貴「なにすんですか」
丸「生意気言ってるからだろぃ。迷子じゃなくてただの散歩だよ」
貴「ちょっとしたジョークじゃないですか丸い先輩」
丸「てんめぇ!」
貴「ちょ、まってタンマ、タンマ!」
有無を言わさず、私の首は丸井さんの腕によって締め付けられる。
貴「くるしい!ギブギブ!すいませんでした!」
ジャ「おいブン太、その辺にしとけよ」
丸「うっせいやい!こいつには一回上下関係というものを教えてやらないと」
貴「いやこれただの暴力……っ!」
丸「おっと!」
急に体が軽くなり、首が解放された。
大きく息を吸って目を開く。
貴「おお不二先輩!救世主!感謝です!」
桜「先輩、大丈夫ですか」
貴「心配してくれたんだね、桜乃!ホントかわいい!妹にしたい!」
そう言って、また桜乃の抱きしめた。
丸「ほら、変態だろぃ」
不「変態っていうか、性癖なんだよ」
ジャ「不二のほうがひでぇ」
貴「不二先輩どっちの味方なんですか」
不「僕はいつでもAの味方だけど」
貴「イケメン!だけど矛盾!やっぱり桜乃がかわいいいいい!!!!」
桜「せんぱ……苦しいっ」
貴「あ、悪い!」
どうやら締め付けすぎたようだ。
私は急いで桜乃から手をはなし頭をなでた。
貴「ごめん」
桜「い、いえ……」
貴「顔赤い桜乃超いい、激写できないのが惜しい」
丸「天然タラシだ」
後ろで丸井さんが何か言ったのは、聞かないふりをしておこう。
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葉奈(プロフ) - そうですww作者がにこにー推しですww (2015年5月17日 19時) (レス) id: b46f08eacb (このIDを非表示/違反報告)
ユール - えーと…にこにー? (2015年5月15日 18時) (レス) id: 63bdae9473 (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - ありがとうございます!がんばって更新しますのでよろしくお願いします!! (2014年11月30日 18時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
yunyun - 合格、おめでとうございます。本当に良かったですね。更新、楽しみにしてますね。 (2014年11月30日 15時) (レス) id: 329a32a11c (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - 雪代さん» ありがとうございます!!! 頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年11月10日 22時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉奈 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hana1/
作成日時:2013年10月27日 21時