10話 群衆の中から ページ11
とにもかくにも、私は丸井さん、ジャッカルさん、不二先輩、桜乃とともに
テニスコートへ向かった。
不「やっぱりいなくなったんだ」
貴「私と顧問がいない間にですよ。本当タチの悪い」
丸「お前がいないのは単に遅刻して走らされてたからだろ」
貴「丸井さんシャラップ。というわけで、コートに袴、いませんでした?」
不「いたよ」
貴「いたんかい!」
不二先輩の返答に、とっさに叫んでしまった。
当の不二先輩は飄々としているが。
貴「いたなら何か言ってくれてもいいじゃないですか」
不「言わなければA来るかなって」
貴「私の仕事増やさせようとしてます?」
不「今のところはその返事で十分かな」
貴「は?」
私の気持ちとは裏腹に、気分のよさそうに隣を歩く不二先輩。
心なしか、桜乃が興奮した様子だ。
丸井さんがにやにやと、ジャッカルさんがあきれた様子で私を見ていた。
貴「桜乃とジャッカルさん以外うざいわー」
丸「うっせい!」
また丸井さんに軽い暴力を受けていると、いつの間にかコートまで来ていた。
最近は、やっと海堂が部長らしくなってきていて、私ももっと頑張らなくちゃなーと刺激を受けたりする。
あいつはもともと努力家だから、そういう面でも尊敬すべきところは多い。
喧嘩も多いけど。
貴「バカな奴らめ。袴でこんなところに来たら見つけてくださいと言っているようなもんだぜ」
私はみんなに、「そういうわけでじゃ!」と告げ、テニスコートに群がる群衆から袴を見つけだし引っぺがした。
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葉奈(プロフ) - そうですww作者がにこにー推しですww (2015年5月17日 19時) (レス) id: b46f08eacb (このIDを非表示/違反報告)
ユール - えーと…にこにー? (2015年5月15日 18時) (レス) id: 63bdae9473 (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - ありがとうございます!がんばって更新しますのでよろしくお願いします!! (2014年11月30日 18時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
yunyun - 合格、おめでとうございます。本当に良かったですね。更新、楽しみにしてますね。 (2014年11月30日 15時) (レス) id: 329a32a11c (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - 雪代さん» ありがとうございます!!! 頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年11月10日 22時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉奈 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hana1/
作成日時:2013年10月27日 21時