どっぷりメンヘラ系男子

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あ






チョンジョングクが、私のことを好き、とな？









あ







あ









…みんな、私がアホなことは私自身も百も承知だよ。







だけどね、それを信じるほど馬鹿ではないよ。









あ









｢えっ、いやいや皆何言ってるの｣





SA｢そのまんまだよ｣





｢そのまんまが一番意味不明なんですけど｣








あ








だからぁ、ジョングクくんがAに惚れてんだって、って。




え、そんな面倒くさそうに言われましても。








意味がわからないものはわかんないんだもん。








だってだって、好きになられる要素がない。









一目惚れ…は絶対絶対ありえないし。




私に一目惚れとかするくらいなら、とっくの前にミスコン先輩と付き合ってるだろうし。






じゃあ中身に…とかも、ありえないんだよね。





私とチョンジョングク。




廊下の端から端とは言いませんが、されどA組とE組。




間に3クラスも挟めば、関わることなんて1ミリもないわけで。



接点もなければ話したことも無い。





私たちがチョンジョングクの存在を認知してたのは、



いろんな噂が絶えない、学校中で有名なチョンジョングクだからなわけで。





正直関わったことも無い私のことなんて、




向こうは存在すら知らなかったと思うんだ。







うん、絶対そう。







あ







それでも。









それでも、チョンジョングクは私のことが好きだと言えるのか！？





否、１００パーない！





そんなのおこがましすぎて聞いてるだけで恥ずかしいわ！





それなのに、どうして皆はそう信じてるの！？





なんの疑問も持たずに平然としてるの！？









はっ、もしかして…。






あ






誰も興味がない？(小声)





あ






一人で発狂してると、めんどくさ、とヒョヌに一蹴された。







学年一のモテ男に好かれてるかもしれない友達に対して、案外冷たいんだね。





泣いた。





あ

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