どっぷりメンヘラ系男子

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あ






至近距離でドアップのジョングクの綺麗な顔が頭の中でフラッシュバックすれば、





また恥ずかしさで頭が爆発しそうで。









手でパタパタと顔を扇いでると、








ふと不貞腐れてるジョングクが目に入る。









あ









JK｢…俺ばっかり｣




｢え？｣









JK｢俺ばっかり。






焦って、馬鹿みたい…｣









｢どどどどうしたの｣









あ









吐き捨てるように言ったジョングクが。






うるうると瞳を潤ませて、必死に私を睨みつけてくる。









出た、その顔！





やめて！その顔にはどうしても勝てないから！









あ









JK｢俺ばっかり好きじゃん…｣





｢そ、そんなことない！｣





JK｢でも、手を繋ぐのもキスするのも嫌がるし。｣





｢それは恥ずかしいからでして、｣









JK｢Aから、感じないんだよ。






愛、感じない｣









｢……｣









あ









………たしかに？






この前の威勢のいい告白はどこへ行ったのやら？





好きって言葉もはぐらかすし？




手を繋ぐのも拒否したし？




キスだって毎回阻止してるし？









うん、わかってるんだ私も。





ひどいことしてるなって。









だけどさ、正直ジョングクのスピードに追いつけないというか。





もっとゆっくり一緒に歩んでいこうとか思ってたわけなんですけど。









あ








JK｢…ごめん、俺重いよね。｣





｢いやそんな、｣







JK｢お願いだから嫌いにならないで｣








あ









そんな縋るように哀しそうな目をされたらさ。





もうどうしようもなく良心がチクチクと傷んじゃって。









もう…。









やってやろうじゃないかって気になるじゃん！









あ









｢…キス、しよう｣





JK｢でも…｣








｢キスしたい｣









あ









恥を忍んで、とんでもない発言をぶちかます。









腹は括った。





さぁ、いつでもどんと来い！






あ

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