どっぷりメンヘラ系男子

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あ






｢あのー、テヒョン先輩。







これは一体…｣







TH｢しっ。まだだから｣









あ








いや、しっ、とかじゃないし。






もうどうなってんだ。









テヒョン先輩に言われるがまま玄関まで出てきて、





現在2人で仲良く(？)街路樹にかくれんぼ中なわけだけど…。









テヒョン先輩、気づいてますか？








これ後ろ通ってく生徒から丸見えなんですよ。







一体何から身を隠してるのか知らないけど、





めっちゃヒソヒソ言われてますからね私たち。









この前からのチョンジョングクのといい、




これ以上悪目立ちしたくないんだけど(泣)。








あ








TH｢ね、Aちゃんにひとつ聞いてもいい？｣








あ








周りの様子を気にしてキョロキョロしてる私に、





能天気に質問を投げかけてくるテヒョン先輩。









ちょっとそれどころじゃないんだけども。









若干イライラしながら、なんですか、と語気強めで返すと。









あ









TH｢ジョングクのこと、好きじゃないの？｣








｢、…｣









あ









なんで今その名前が。







ジョングクの名でぴくりと反応してしまう自分に、




なんだか恥ずかしくなる。








あ








｢好き、なんかじゃ…｣









あ









咄嗟に口を割って出た言葉。









でも、そこまで出たくせに。







"ない"のあと2文字がなかなか出てくれなくて。







あ







…てか、なんでそんなこと聞くの？









渾身の睨みでそう問いかけてみたけど、





ん？って笑顔でスルーされる。






あ




案外いじわるなんだね、テヒョン先輩。





わかってるくせに。









あ









TH｢んー、そっかぁ。









ジョングクはAちゃんのこと大好きなのにね｣







あ

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