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あ
にっこり微笑んでくれるからこっちも一応満面の笑みで返したけど、
効果は今ひとつなかったらしい。
ちょうど開いた電車の扉から勢いよく引っ張りだされる。
私の腕をつかみながらぐんぐんと学校まで歩いてくチョンジョングク。
ねぇ、気づいてない?
あなたは早歩きのつもりかもしれないけど、後ろの私小走りなの。
足の長さ違うの。
お願い、気づいて(泣)
足をもつれさせながらチョンジョングクの後を必死でついていき、
やっと止まったと思ったら空き教室に押し込められた。
ものすごい勢いで壁に押しつけられる。
これが俗に言う壁ドンってやつなのかもしれないけど…。
あ
ちょっとタイム。
わかったから息させて。
今肺の状態が持久走直後と一緒なんだよね。
あ
JK「…ねぇ、昨日のカトク。
なにあれ?」
「…あ、やっぱりそうなる?」
JK「なんでちゃんと答えないの?」
「い、いや〜、なんかカトクでする話じゃないよなぁ、的な?」
JK「じゃあ今なら答えてくれるの?」
「そういう問題でもないといいますか…」
あ
真正面から真っ直ぐな視線を送ってくるチョンジョングクからスススと目を逸らす。
目の前から送られてくる圧に心底耐えきれない、のと。
チョンジョングクの顔があまりにも整いすぎてて…思わずたじたじになる私。
いや、あほか。
あ
JK「……俺のこと、好きじゃないの?」
あ
突然弱々しく響くチョンジョングクの声に、
勢いよく前に視線を戻せば。
うるうると切なく揺れる瞳。
うっ…。
だめだ、私その顔にほんと弱いんだよ。
こんな顔させてるのに、さらに傷つけることは私も言いたくないというか。
あーもう!
あ
「じゃあ!そっちは私のこと好きなの!?」
あ
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やんこち - ぐぅたんならメンヘラでも許せてしまう…素敵なお話をありがとうございますッッッ (8月14日 23時) (レス) @page46 id: 53e7ed5961 (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました!!なんでか私までドキドキしちゃいました!ありがとうございます!続編出たら読みたいです! (2022年3月17日 21時) (レス) @page46 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
らあみ - ほんとに面白くて大好きです!!ふと急に読みたくなって、探しちゃいます(/// ^///)また、ジョングクのメンヘラ書いて欲しいです!!! (2021年5月24日 21時) (レス) id: 292f132898 (このIDを非表示/違反報告)
てむてぐ(プロフ) - マナさん» 以前もコメントしてくださったんですね、ありがとうございます!(;;)調べてみたら、コメが多いと投稿の古い順にコメントが勝手に消えちゃうみたいでたぶんそれでかと…。全コメント保存できたらいいのに…(><)せっかくコメントくださったのに申し訳ないです…。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 81e8a7359b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あねら(プロフ) - こんばんは!続きが気になります(^-^)v よかったらパスワード教えてください!! (2020年11月13日 23時) (レス) id: 83ec8b03b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てむてぐ | 作成日時:2020年4月10日 23時