どっぷりメンヘラ系男子

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あ






チョンジョングクのインスタのストーリーのスクショ…？なのかな。






真っ黒の画面に、真ん中に小さく小さく白い文字で書かれてある言葉。






.






《もう無理。






最初から裏切られてばっかりだったし、こんなの付き合ってるなんて言えない。






死にたい》









.








うん。




とりあえず白目むいた。








なんだこの病み具合。







ねえ、これって。





もしかするとだよ。





勘だけどさ。





たぶん合ってると思うんだけどさ。









あ









チョンジョングクって、メンヘラなの？









あ









"メンヘラ"






やばい。言葉にすると想像以上に重たい。






耐えられなくて口から出そうになった魂を、慌てて思いっきり吸った。








いやね、だからさ。






付き合ってないよ！！(泣)





こっちがもう無理！！泣きたいんだけど！！









なんて、まあ言えるわけないんですけど。








.




チョンジョングクお願いだから返事してよ






.








また追加で送られてきたカトク。





なんだか泣きそうな顔のチョンジョングクがありありと目に浮かんで。







…さすがに可哀想になってきた。







髪が生乾きになってるのも差し置いて、チョンジョングクのトーク画面を開く。









Aごめん、お風呂入ってた









若干の言い訳も込めてそう送ると、秒で返ってくる返信。








.









チョンジョングクねぇ、俺のこと好き?







.









お風呂入ってたはガン無視スルーなんだね。





まぁいいけども。









そしていきなりの爆弾質問に、またまた白目をむいた。









これ、なんて返せば正解なんですか？






赤点の常連には難しすぎてわかりません。









チョンジョングク好き?









唸りながら考えてると、また追加で送られてきた質問。









この迫り来る感。






ホラー映画より怖い。









申し訳ないけど、好きだとは言えず。





かといって、好きじゃないともはっきり言えず。







.







頭がパンク寸前の私は、逃げるという方法しか知らないのだ。







.








Aおやすみ







.








私、知ラナイ。





あ

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