どっぷりメンヘラ系男子

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あ






えっ、聞いてないよ？







知らん知らんそんな約束。




した覚えもない！








全力で意味不明と伝えても、逆にハテナな顔を返される。






あれ、私がおかしいのか？(流されやすい)









あ








JK｢だって、付き合ってるじゃん｣






｢いやだからさ、付き合ってー………｣







あ






JK｢…｣








｢あれどうだったかなー(汗)｣









あ









チョンジョングクの無言の圧力に、ないよ、のあと3文字が言えず。







おいおい、こういうのって、ある種脅しじゃあないんですか。









あ








SA｢あっ、じゃあカラオケは今度ゆっくり(察し)｣





HN｢俺らはとにかく帰るから(察し)｣






｢え、待って、｣









あ








何かを察したような顔でバタバタと帰っていく6人の後ろ姿。




必死に手を伸ばすも届かず。







頼むから、この問題人物チョンジョングクと共に置いてかないでくれ。









ねぇ、てかカラオケは？









あ








｢カラオケは！？！？｣






JK｢カラオケに行きたいの？｣




｢えっ、いや、別に｣








あ









つい大声で出てしまった心の声をチョンジョングクに拾われて、焦る。





行く？と、きらきらしたお目目で聞かれたけど全力でお断りした。






初対面も同然の人と2人で密室なんて生き地獄だよ。








あ








JK｢ふーん。じゃ、帰ろ｣







｢はぁ…。って、ちょ｣








あ








ぎゅっと握られた手にびっくりして、思わずチョンジョングクを見ると、





なに、と不機嫌そうに返ってきた答え。









なに、じゃないよ！







私、男性とお手手繋ぐの小学校の遠足以来初めてなんですけど！






手のひら汗ばむよ！？







あ







離そうと、手に力を込める寸前で、







やめた。









チョンジョングクの耳が少しだけ赤くなってることに気づいて。









ねぇ、ちょっとそれは反則すぎやしませんか。





あ

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