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▽
後悔した。すごく。
生きてていいのかな？なんて、
なんでそんなこと言ってしまったんだろう。
泣かせたかったわけじゃないのに。
心配させたかったわけでもないのに。
「てごし... ごめん、おれ... こわかったの、っ」
気づけばボロボロに泣いていて、抱きしめてくれる手越の温もりにすごく安心した。
「うたえないおれなんて、てごしのとなりに、いちゃ、いけない、きがして...」
手越がそんなことで俺を見放さないことなんて分かってたのに。
「たくさんめいわく、かけて、ごめん、っ、」
そんなつもりないのに、たくさん傷つけて、
「でも、てごしが、いてくれて、うれしかったし、ずっとそばに、いてほしい...」
それでも隣にいさせてほしかった。
「...ねえ、まっすー。俺が事務所に入った頃のこと、覚えてる？」
「事務所に入った、ころ...？」
「うん。俺、めっちゃ強がりで、負けず嫌いでしょ？だから、事務所の誰とも仲良くならなくて。認めてくれる人もいなくて」
まだ黒髪だった、あの頃の手越を思い出す。
「でもね、まっすーと出会って変わったんだよ。社長以外に、初めて俺の歌を褒めてくれたのがまっすーだった」
"この子の歌声すごい"
手越が歌っているのを初めて聞いた時の衝撃は、今でも忘れていなかった。
「俺はその時初めて、自分の存在する意味を見つけられたんだ。まっすーの隣で歌いたい。この人とならやっていける、って」
いつだって、お互いの目を見て、声を聞いて、そうやってここまでやってきた。
「だからね、ずっとそばにいてほしいのは俺の方。まっすーにどんなことがあっても、ずっと俺の隣で笑っててよ」
事務所に入ってから今日まで、本当にいろんなことがあった。辛いことや苦しいこと。嬉しいことや楽しいこと。
それを一番分かち合ってきた相方のためにも、
「てごし、おれ... もっといきたい...、っ」
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みーぽん(プロフ) - かのさん» ありがとうございます（ ; ; ）最後までよろしくお願いします！ (2020年4月4日 0時) (
レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 小説でこんなに泣いたの始めてです(＞＜)最高の作品に出逢えました！ありがとうございます！！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: a1c36b0d98 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - ましゅさん» ましゅさん、はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！-3-もぜひ、楽しんでいただけると幸いです(*´ω｀*)！よろしくお願いします♪ (2019年9月15日 20時) (レス) id: f6c349c01f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - 本当に毎回毎回感動するお話をありがとうございます！ミーポンさんの作品には感動させられっぱなしです！これからも更新楽しみにしています！ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 2d564c1d47 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - こころさん» こころさん、はじめまして！大好きなんて、とっても嬉しいです(;o;)！更新、まだまだ頑張ります！ありがとうございます♪ (2019年9月8日 12時) (レス) id: f6c349c01f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年8月31日 0時
