43:叫ぶ主 ページ43
主のドスのきいた声に私は少しゾッとする。
だが、主といえど所詮は人間。神と等しい私達が恐れる敵ではない。
だから私は
貴方「そのナイフ…私に使わない方がいいと思いますよ。」
できるだけ低い声で主にいい放った。
怖がってくれるかなって思って。
でも主は怖がるどころか笑い出した。
主「あはははははっwww……調子に乗るなよ。私はあんたの主、そしてあんたはただのモノ。」
そう言うと主はナイフを持つ手に力をこめた。
もちろん私の手首からはジワジワと血が滲み出てくる。
貴方「……主。それ痛いです。」
痛い。足の怪我程では無いがとにかく痛い。
主「………あんたが怪我をするだけじゃつまんないか。」
そう言うと主は何を考えたか、私の背中に背負われている桜斬A、つまり私の本体を取り出した。
結構ボロボロだが切れ味はどの刀よりもいいはず。
それを持った主は何故か自分に向けて軽くサッと腕を斬った。
もちろん傷は浅い。ものすごく浅い。
主は斬り終えると私に刀を握らせた。
私は何が起きているのか分からないまま主を見つめる。
自業自得だとは思ったが私は主の傷を心配するそぶりを見せた。
貴方「だ、大丈夫ですか…」
私がそう言うと主は
主「フッw私の心配より自分の心配した方がいいわよw」
？ ものすごく笑っている
自分の心配？
貴方「なぜです？」
私がそう言うと
主「……鈍感って大変ね。」
ニヤリと不気味な笑みを浮かべた主は大きく息を吐いたと思ったら大きく息を吸った。
そして
主「いやぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
貴方「っ！？」
今までで一番ビックリしたかもしれない。
それにしてもなぜ主は大きな声で叫んだのだろうか。
私は主がなぜ叫んだのかまだその時はわからなかった。
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◎花丸◎ - 歴史修正主義者さん» この作品を読んでくれてありがとうございます！更新遅れてスミマセン！ (2018年10月18日 18時) (
レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
歴史修正主義者 - とても面白いです！更新頑張って下さい(^O^) (2018年10月18日 12時) (レス) id: 43f343ee39 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 真黒さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年10月6日 10時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 10時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 椿さん» カタナキャーですねww楽しみにしてくださりありがとうございます！！受験生なので更新トロトロですが見てくださると嬉しいです！(☆∀☆)ゝ (2018年9月27日 18時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎花丸◎ | 作成日時：2018年7月24日 14時
