質問!!! ページ7
『うーん……分かんない…』
「……なぁ、」
『えっと、こうなるの?……うぅ、答え違う…』
「Aさーん?」
『ちょっとうるさいよ、塩戸さん』
小会議室にて、私は勉強していた。
週に2回は小会議室。残りは図書館だったり、家で勉強していた。
「うるさいって……ここ、一応カウンセリングする場所何やけど?」
『人来ないから良いじゃん!来たら居なくなるから!ね?』
「…そう言われてもね…」
テーブルを挟んだ向かい側から、数学のワークを見て、苦い顔する塩戸さんに期待は出来なそうだ。
……それでも大人?
少しでも聞こうかな、って思った私が馬鹿だったみたい。
「…ゾム先生に聞かんの?」
『うん、聞かない。私1人の力でいい点数取って、名前呼びしてもらう』
「…不純な動機やなぁ」
そう言いながらも、出ていけとは言わない塩戸さんは、多分優しい人なんだと思う。
『……でも、塩戸さんだって、ロリ見たいからスクールカウンセラーになったんでしょ?』
「は!?なんで知って……お前、カマかけたな」
驚いて目が会った塩戸さんに笑うと、やられた、と目元を引き攣らせた。
知ってるんだから。
たまに、クラスで可愛いって言われてる女の子ガン見してるの。
『手、出しちゃダメだよ?』
「流石に出すわけないやろ…」
その日、解けたのはたったの3問だった。
.
196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
卵の妖精 - 好きです!!!!!!!!!!! (2022年10月10日 16時) (レス) @page13 id: 6ce3260459 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - 伊玖さん» うわーー!ありがとうございます! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - 百瀬のえるさん» 軽率に命を救ってしまった……。多分、TwitterのID変えたからですかね。すみません!【@Maguro__writer】で検索して頂ければ大丈夫かと!! (2021年4月7日 8時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - ありがとうございました、ありがとうございます、ありがとうございます…救われた命がここに。あとTwitter検索しても出てこないです…… (2021年4月7日 2時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - 小茶丸さん» わぁい、ありがとうございます! (2021年3月12日 23時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ