さよなら? ページ9
あ「っ…」
嵐「ごめん…」
あ「嵐山の顔なんて…もう見たくないっ!!」
私は乱れた服を整えて嵐山の家を飛び出した。
あ「っ…バカっ…」
走りながら涙が止めどなく溢れてくる。
嵐山の事が嫌いって事はない。だって好きだし…これはラブじゃないけど…
でも…あんな事っ…
あ「ひっくっ…」
泣きながら私は玉狛支部に帰った。明かりはついてた。
リビングに入ると鳥丸が居た。
あ「鳥丸っ…?」
鳥「あ、Aさん。帰って…?!」
私は鳥丸を抱きしめた。
あ「うう…」
鳥「何があったんですか?」
あ「助けて鳥丸っ…」
鳥「俺で良かったら…助けますから」
私はずっと鳥丸の腕の中で泣きじゃくった。
そしていつの間にか寝てしまった。
鳥「Aさん?…寝てるみたいだな」
鳥丸はAを抱きかかえて自分の部屋に。幸い迅は寝てるからこのことは知らない。多分。
鳥「俺のベットに寝かせて一緒に寝るか…」
次の日。
あ「ん…」
鳥「スー…」
あ「ここ…鳥丸の部屋…?私…あ、そっか昨日…」
鳥「んん…あ、おはようございます」
あ「うん。おはよう」
鳥「大丈夫ですか?」
あ「少し…迷惑掛けちゃったね」
鳥「いえ…」
あ「もう起きてご飯作らなきゃ…」
鳥「ですね」
するといきなりドアが開いた。そこには迅の姿が。
一緒にベットに居る二人を見て驚くと思いきや…
迅「A!!お前昨日何があったんだ?!」
あ「え?」
迅「嵐山と何があった?」
あ「っ…」
迅「未来が見えた。嵐山とケンカしてる姿…俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
あ「見たなら分かったでしょ?」
迅「理由は分からなかった」
あ「っ…」
鳥「迅さん。これ以上Aさんに辛いこと思い出させないで下さい」
迅「知る必要があるから聞いてる」
あ「…言わなきゃダメなの?」
迅「うん」
あ「そっか…じゃあ迅…こっち来て」
側まで来た迅に私は首筋を見せる。
あ「ここ…これ嵐山にされたから…それで十分でしょ?」
迅「あいつっ…」
あ「鳥丸〜ご飯作りに行こうよ」
迅「今下に行くのはまずい!!」
私は迅の声を無視してリビングへ。するとそこには…
あ「あ、嵐山…」
嵐「A…」
あ「何で…」
小「??どうしたんですか〜?」
あ「何しに来たの嵐山っ!!」
私は嵐山の頬を思いっきり叩いた。
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時