お泊まり ページ8
太「いや、ダメだろ」
出「問題ないっすね」
太「は?!」
出「だって嵐山さんの家って弟と妹居ますし」
あ「そうだね!よし、嵐山の家で決定〜」
嵐「よっしゃ!じゃあ帰るか!」
あ「うん!慶くん、出水くんまたね〜」
出「はい!」
太「行くなぁぁぁ」
慶くんを放って二人並んで歩いた。
嵐「俺の家に来るのって何年ぶりだ?」
あ「ん〜4年ぶり?」
嵐「あ…そうだったな」
あ「うん」
嵐「妹も弟も喜ぶと思う!」
あ「そうだね〜」
嵐「さてと…早く帰るから俺に捕まって?」
あ「え?わわっ!」
嵐山は私を抱きかかえるとトリオン体で市内を走って家まで到着。
あ「もぉ〜無茶するんだから」
嵐「まあな!さ、入るぞ!」
あ「お邪魔します〜」
嵐「帰ったぞ〜あれ?居ない?」
あ「え?大丈夫なの?」
嵐「えっと…何でだろ」
あ「連絡は?」
嵐「あ、メール来てた。ん?今日は二人とも友達の家に泊まるから家には帰らない…と?」
あ「そっかそっか〜ん?」
私と嵐山は顔を見合わせた。あれ…これってもしや…
あ「二人っきり…?!///」
嵐「そ、そ、そうだな///」
あ「え?どどどどうしよ」
嵐「べ、別に何かする訳じゃないし!!そ、ソファにでも寝て…ね、て」
あ「っ///」
嵐「っ///」
お互い顔が真っ赤になる。変に意識しちゃうよ…
あーこんな時迅が居たら何も無いのに…
あ「ねえ嵐山〜迅呼ぶ〜?」
嵐「…何で?」
あ「だって二人だったら何かまず…いし…えっと…」
嵐山が私に近寄って来る。
何…?気が付けば私はソファに押し倒される形になっていた。
あ「あの…嵐山…?」
嵐「こんな事って滅多にないよな?」
あ「うん」
嵐「俺…何年か前に告白したの覚えてる?」
あ「えっと…あ…うん。思い出した」
嵐「二人で上のランク行けたら付き合って欲しいって奴。今なら叶うよな?」
あ「…嵐山止めよ?昔の事だし…」
嵐「俺はずっと待ってた」
あ「…」
嵐「俺…もう待ちたくない」
そう言った嵐山の顔は、いつもの優しい顔じゃなくてとても悲しそうな顔だった。
でも…私は…
あ「ゴメン。無理だよ…私…好きじゃない人とは付き合えない」
嵐「約束だったろ?」
あ「ごめん…」
嵐「ごめんじゃない…俺もう待てない」
あ「本当にごめん…」
嵐「こんな事無理矢理したくないけど…ごめんな」
そう言って嵐山は私の服に手を掛けた。
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時