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再会 太刀川side ページ44

目の前にはベット。
ベットの上にはAの姿はない…


太「めて…くれ…嫌だっ…嘘だろ」


Aの代わりに…ベットにはトリガーが置かれていた。
この意味は…もう分かってる…


太「畜生っ…返せっ…返してくれよっ…」

迅「太刀川さんっ!」

太「うう…俺の…」


俺はAのトリガーを抱きかかえるように持った。


風「太刀川っ…」

太「俺は何やってんだっ…」

迅「太刀川さん。"それ"ってブラックトリガーだよね?」

太「それ…?Aをそれ扱いするなっ!!」

迅「ブラックトリガーは本部に提出する義務がある」

太「誰にも渡さないっ…もうAは誰にも触れさせたくないっ!」

冬「はぁ…こうなるか」

太「もし俺に近寄るって言うなら…容赦しないからな」


懐にトリガーを入れて俺は戦闘態勢に入った。
勿論弧月を抜いて…


迅「っ!」

太「来い…全員まとめて倒す」

迅「太刀川さん…」

太「何だ迅。お前から倒されたいか」

迅「違う…そのトリガー…ブラックトリガーじゃないよ」

太「?!」

迅「つまり…Aは生きてる。体は無いけど…何処かに絶対居る」

風「Aは携帯を持っていたな?」

太「ああ」

風「なら…GPSで位置が分かるだろう」

忍「慶。A級B級のメンバーに連絡して今からAを捜させる。慶はGPSの場所へ行け」

太「分かった。迅。嵐山と一緒に来い。お前らは同じ年齢だからな!」

迅「うん。良いよ。太刀川さんは先に行って。俺は後で嵐山と行くからさ」


俺はAのGPS情報を頼りにその場所へ向かった。
C級以外の全隊員でAの捜索が始まった。
どうやらその場所は公園らしい。


太「っ…Aっ…」


さっきから涙が止まらない…Aの姿が見えなきゃ俺は安心できない。
そしてGPSの場所に到着…


太「っ…Aっ!!!」


走ってAに駆け寄った。息はしてる。


太「おい!Aっ!!目開けろ!!」

あ「ん…太刀…か…さん?」

太「生きてるか?」

あ「当たり前…」

太「傷は?」

あ「ふさがってる…治療は完治してるから…」

太「じゃあ何で…」

あ「急にトリガーが光ったと思ったら…ここに飛ばされて…」

太「まあいいや…会えたしっ…」

あ「太刀川さん泣いてるの?」

太「ったりまえだろ…好きな女がブラックトリガーになったとか信じれないからな」

あ「太刀川さん…いや、慶。大好きっ!」

太「ああ。俺もだ」


俺たちはキスした。この先ずっと一緒に居たいから…




END

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設定タグ:ワールドトリガー , 太刀川慶 , 迅悠一,嵐山准   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/  
作成日時:2015年7月28日 20時

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