苦しい声 迅side ページ38
迅「行くぞ」
あ「うん」
俺は後ろに太刀川さんが居るのを知りながらAを抱きかかえて走って廊下を去った。
俺、もう遠慮なんてしたくないからね。
玉狛に着いたら本部に忘れ物をしたと言ってまた元来た道を戻った。
Aには、今日は早めに寝るように伝えた。
迅「さてと…太刀川さんは何処かな〜」
嵐山の部屋に行くと居なくて太刀川隊の部屋に行くと見つけた。
何故か嵐山と米屋も加わって太刀川さんの近くに立っていた。
出「あ！迅さん」
迅「今来た。で…太刀川さん。どうするの？」
太「…」
迅「何か…話してたらさ、もう終わりじゃないかなって雰囲気だったけど？」
太「俺…明日の遠征行けねぇわ…」
迅「はぁ…それなら遠征交代させようか」
太「誰にだよ」
迅「A」
太「そんなの出来るわけないだろ」
迅「まあ…そうなんだけどさ」
太「…」
迅「ねぇ太刀川さん」
太「何だ」
迅「俺がさ、A貰っていいかな？」
太「は？！」
迅「だって…俺、さっき告白したんだけどさ〜ちょっと良い感じだったし？」
太「迅っ…お前…」
迅「これならマジで落とせるかもしれないし、俺…もう太刀川さんに遠慮しないからね」
嵐「迅！それは良くないんじゃ…」
迅「嵐山だってAの事好きだろ？」
嵐「っ…」
迅「今さ、Aの未来の分岐点にさしかかってるんだ」
太「え…」
迅「俺たち３人の中で選ぶか他の人を選ぶか…」
太「そんな未来が…」
出「じゃあ俺も参戦しても良いですよね」
米「お前な…」
迅「でもそう言うことで合ってるよ」
太「…俺、今から玉狛行くわ」
出「ええ？！」
太「謝ってくる」
出「俺も行きます！！」
太刀川さんと出水が玉狛に行った。
米「うわぁ…弾バカの奴マジで行った」
嵐「…迅。本当はどうなんだ？」
迅「ん？」
嵐「さっきの話…半分本当で半分嘘だろ？」
迅「まあね〜未来が分岐してるって話が実は嘘。もう未来は１つだけなんだよね」
米「ええ？！」
迅「…まあそれは、秘密だけどな」
嵐「そうか」
迅「でも、もしかしたら未来が変わるかもしれないのは事実だ」
米「ふーん…まあよく分かんないけど大変なんだな」
迅「そう言うことｗまあ…俺としては付き合ってくれた方が嬉しいけど…」
嵐「無理じゃないか？」
迅「さあな？それは…Aが決めることだしな…」
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作者名：あかね色 | 作者ホームページ：http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時：2015年7月28日 20時
