タオル ページ32
木「それにしても…朝から太刀川の顔を見ることになるとはな」
太「あーそうですね…服、明日には返します」
あ「慶〜髪の毛拭いて〜」
太「ああ。タオルは?」
あ「持ってる」
太「じゃあ…あ」
鳥「俺がするんで良いですよ。太刀川さんは座ってて下さい」
あ「京介良いよー自分でするから」
鳥「ダメです。いつも綺麗に拭けてないじゃないですか」
あ「むぅ…」
鳥「さ、ほら、座って下さい。俺の膝の上」
あ「分かったよ…慶、慶はお客さんだし朝ご飯でも食べてて良いよ」
太「…」
あ「慶?」
太「俺の女だしやだ」
そう言って京介の手からタオルを取った慶は私の頭をガシガシと拭き始めた。
あ「痛い痛い!!慶痛い!!」
太「ん?痛いか?」
迅「何やってんの太刀川さん」
太「あー迅。いや…髪の毛拭いてる」
迅「太刀川さんも髪の毛濡れてますよ?」
あ「じゃあ慶の髪の毛拭かなきゃ!!」
太「俺は良いの」
あ「良くないって!わっ!」
太「あぶなっ…うおっ!」
こけそうになった私を掴もうと手を伸ばした慶。しかしそのまま一緒に倒れる。
上から覆い被さる様に慶が倒れてきた。
あ「?!」
太「っ///…ん」
あ「んん?!///」
こけた衝撃で私は慶とキスをした。何を思ったのか慶は私に深くキスをする。
みんな見てるじゃん///
ようやく離してくれた慶。あれ…顔赤くないってどゆこと?
太「怪我してないか?」
あ「う、うん///」
太「それなら大丈夫だな。ほら、手貸すから立て」
あ「ありがと///」
迅「A顔赤いけど大丈夫?」
あ「…うん」
迅「それならいいけど」
迅はすぐに朝ご飯美味しそうと言って食べ始めた。
私と慶も席に着いて食べ始めた。終始私の顔が真っ赤だからみんな心配してた。
ご飯を食べた後、私と慶は本部へ向かった。
あ「慶…」
太「ここなら誰もいないな」
あ「慶!」
太「ごめん…」
あ「え」
太「事故に便乗して舌絡めてごめん」
あ「べ、別に…付き合ってるしいずれはそうなるし…」
太「でも、順序よくしたいって言ってただろ?雰囲気も無いのに本当ごめん…」
あ「慶…キスしたとき恥ずかしくなかったの?」
太「恥ずかしかったに決まってるだろ…人が居たから顔に出ないように冷静に居たんだ///」
ふと慶の顔を見ると、耳まで真っ赤になっていた。
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時