逃げれない ページ31
あ「…」
私は迅の首に手を回して自分からキスをした。深い方を…
戸惑う迅から離れた。
あ「ねえ迅…嬉しかった?私からキスされて…」
迅「っ…」
あ「まだする?私…言ったよね?もう友達でしか迅は見れないって…」
迅「そうだけどっ…俺はっ!」
あ「これ以上迅を嫌いになりたくないっ…もうやだっ…お願いだから止めてっ…」
迅「っ…分かった。もう手出したりしない…ゴメン…」
迅は私を軽く抱きしめて頭を撫でて部屋を出て行った。
あ「っ…なんでこんなに胸が痛いんだよ」
頭の中はもうグチャグチャ。今すぐ慶に会いたい。抱きしめて貰いたい。
私は走ってお風呂場へ。まだ時間はそう経ってないから慶は中に居るはず…
服を脱いで私はお風呂場の戸を開けた。
そこまで広くないお風呂場。5人くらいが入れるようなお風呂。
そこに一人でゆっくり浸かる慶が居た。
太「?!え、A!?///お、おま…な、何…///ま、前///」
私は答えず体にシャワーを浴びて浴槽に浸かり、慶に抱きついた。
あ「慶っ…」
太「こんな状況…俺を煽るだけだぞ///」
あ「分かってる…」
太「…分かってない。迅と何かあっただろ?何された?」
あ「…キス」
太「っ…そうか」
あ「ごめん…」
太「何で謝るんだ…謝ること無いだろ」
慶は私を抱きかかえた。
太「ちゃんとからだ洗え」
あ「慶洗って」
太「ったく…」
文句を言いつつも慶は私の頭や体を洗ってくれた。
太「っ///」
あ「ありがとう」
太「ああ///」
あ「慶…暇な時あったらさ…デートしたい」
太「っ!分かった!明日から遠征だから帰ってから必ず行こう」
あ「え…明日から遠征…?」
太「言ってなかったか?」
あ「聞いて無いよっ!」
太「ごめん…それなら言うの忘れてたんだな」
あ「しばらく会えないのか…」
太「ひとまず出るか」
あ「うん…」
しょんぼりして脱衣場で体を拭いて着替えた。
太「あ、着替え…」
あ「忘れてた!ゴメン!いまからレイジさんに頼んでくる!!」
太「走るなよ〜」
あ「うん!レイジさん!!」
リビングに行くと、レイジさん発見!
あ「レイジさん!あの、服貸して貰えませんか?!け…太刀川さんお風呂出たので」
木「ああ。ちょっと待ってろ」
あ「はい!」
少ししてレイジさんが服とか持ってきてくれたからお礼を言って慶に渡してきた。
着替えた慶もリビングへやって来てレイジさんにお礼を言った。
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時