散歩 ページ18
私は本部内をブラブラと歩き始めた。
はぁ…本当どうしたら良いんだろうか…
悩んでも仕方ないんだけど、鳥丸が言っていた言葉が気になる…
あの迅が泣くなんて…
あ「ちょっと信じれないな…」
ふと廊下の角で誰かがケンカしてる様な声がした。
その場所へ行ってみると…
嵐「迅!!」
迅「離せ嵐山」
嵐「お前…何考えてるんだ?」
迅「別に…」
嵐「別にじゃなくて!!」
やばい…声掛けそうになったわ…
さっきの今だよね…うわぁ…でも行った方が良いような…
迅「はぁ……A、居るんでしょ?」
あ「っ!」
迅「来なくて良いから声だけ聞いてくれ」
嵐「?!」
迅「本当はさ…一緒に困難とか立ち向かうつもりだった…けど…俺は逃げたんだ」
あ「何で…?」
迅「俺よりもいい人が見つかるって俺のSEが言ってたからな」
あ「迅は…私の事好きだった?」
迅「当然だろ」
あ「そっかっ…私の事好いてくれてありがとう」
迅「急にお礼なんて珍しいな」
あ「私…迅には沢山笑顔貰った。私も迅に笑顔届けたらダメかな」
迅「しばらく距離を置きたいって言ったんだけど…もう俺と会えるの?」
あ「迅とは…前みたいにバカやってたいから…だからもう泣いたりしないで」
迅「っ?!どうして俺が泣いたって…鳥丸か」
あ「うん…いっぱい傷付けてゴメン」
私は角を曲がると迅を抱きしめた。
迅「っ…」
あ「もう付き合うなんて出来ないけど…でもこれからは良き友達として居たい…」
迅「分かった。俺こそごめんな。距離置くなんて無理な話だよな」
嵐「はぁ…結局仲直りしちゃったか〜」
迅「嫌か?」
嵐「別に?それより会議は?」
迅「やべっ!また後でな!A!!」
あ「うん!じ…っ、悠一もね!」
迅「っ?!///」
少し照れた顔した迅は走って会議室へ向かった。
そして少しして忍田さんから連絡が入って私も会議室へ。
あ「はぁ…何で私も呼ばれるんですか?!先に言って下さいよ!!」
忍「ごめんごめん」
あ「で…呼んだ理由は?」
忍「ああ。次の作戦についてだ。迅だけでは不安とのことで急遽来て貰った」
あ「ええー迅一人で十分ですよー」
嫌がる私に忍田さんは条件を出してきた。
忍「遠征…」
あ(ピクッ)
忍「行きたくはないか?」
あ「是非お手伝いさせて頂きます!あ、慶じゃない…太刀川さんレポート出来てないみたいですよ」
太「おい!それは秘密だって言っただろ?!」
慶くんの困る顔が面白い←悪魔
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時