距離 ページ15
あ「何それ…」
迅「でも…さよならしたくなかったんだ」
あ「酷いよ迅…」
迅「でもAは俺と居て好きな気持ち持ってくれた?無かっただろ?」
あ「え…」
迅「俺たちの1ヶ月…愛なんて無かった。多分…お互いが自己満足を持ってただけだ」
あ「そんなっ…」
迅「俺のする行為に拒むことなく受け入れた。でも…ちっとも嬉しそうじゃなかった」
あ「っ…」
迅「だからこんな未来になったんだろうな…」
嵐「迅っ…」
迅「俺、しばらくAには会わない…俺が居ない間はAを頼む」
嵐「どういうつもりなんだ?」
迅「一旦距離を置きたい…Aが俺を許すまで…もう会わないから」
あ「っ!迅?!そんなこと聞いて無いっ!!」
迅「フッ…結局最後まで俺のこと…下の名前で呼んでくれなかった」
迅は私の頭を軽く撫でてその場から立ち去った。
あ「っ…悠一っ!!」
後ろを振り返ってもくれない…別れるって決めたのになんで私はこんなに苦しいの?
なんで?ねぇ…こっち向いてよっ!!
私を置いていかないでよっ…
あ「一人にしないでっ…」
太「お前は一人じゃない」
あ「慶くっ…」
太「俺が付いてる」
嵐「俺も居る」
あ「うんっ…」
嵐「しばらくは何処かの隊で面倒視て貰った方がいいんじゃないかな」
太「だな。うちだと国近居るから気まずいし、嵐山の方には木虎居るからな…」
嵐「三輪の所か、諏訪さんか風間さん辺りが良いんじゃないですかね」
太「三輪は無しだな。あいつ怖い←風間さんの所にしようぜ」
あ「うん…そうする」
嵐「じゃあ俺が連れて行く」
太「お前は広報の仕事あるだろ?俺が連れて行く」
嵐「太刀川さんはレポートしてないじゃないですか」
太「俺のレポート手伝って貰おうかと思って…」
嵐「それどうなんですか」
太「いや、もう締め切りが押し迫ってて…もうすぐで遠征だしやばいんだよ」
出「俺が送るんで良いですよ」
嵐「おお!出水か!」
出「はい〜太刀川さんがレポート出来なかったら太刀川さんだけ遠征行けないフラグだな」
太「それは困るな」
出「じゃあ俺に任せてください」
太「分かった。頼んだ」
慶くんは走って行った。嵐山はまだ一緒にいる。
あ「嵐山は?良いの…?」
嵐「実は今日は広報の仕事ないからさ」
出「まあ太刀川さんが居るより良いですw」
嵐「何気にお前悪いこと言うな…」
あ「あ、風間さん…」
嵐「本当だな!丁度良かった」
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作者名:あかね色 | 作者ホームページ:http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時:2015年7月28日 20時