愛され病弱少女は須堂くんの彼女！【学校のカイダン】2

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昨日は夏樹の元を離れるなんてできず、そのまま夏樹とともに一夜を明かした。


朝起きて何をするでもなくゴロゴロしていると、夏樹の携帯がなった。



しばらく話をして電話を切った夏樹に問いかける。


「誰だった？」

夏樹「美森。…A学校いくぞ」



そう言った夏樹は、昨日よりもすっきりした顔だった。
夏樹の中で、どうしたいのか決まったのかな。



「うん、準備しよっか」



ーーーー


学校について向かったのは、教室ではなく、PTAが集まっているという部屋。


扉をあけて中に入ると、みんなの両親、校長教頭、そしてツバメたち。


ツバメ「子供の世界に登場して力を振るう大人たち、やっぱりあの子には自分がいないとだめだと驕り笑う大人たち。…そろそろ気づいてください！あなたの子供達はそんなこと頼んじゃいません！」

波留父「会議中だぞ、マナーも知らないのか」

陸父「おい、誰かこの子をつまみ出してくれ」

ツバメ「いつまでも子供を見下すのは、やめてください！！


どうして気づかないんですか…？それが子供にあなたは何もできない子だと、毎日言い聞かせてることなんだって。」


友忠「なるほど、これが噂の演説とやらですか。…それはあくまで君の理屈だろ」




口々にツバメたちを批判しばかにする親たち。

そんな親たちにツバメがものさしをつきつける。
あんたたちが子供に与えたのは、これだけだと。

人の優劣をはかって、人を見下すことを教えただけだと。

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