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生徒会室


私はばらばらになってしまった夏樹の髪を整えていた。



「んー…これでだいぶ目立たないかな?」

夏樹「ああ、ありがとA」



夏樹の短くなった髪に指を通す。

…短いのも似合うな夏樹。
かっこいいー…。


たまらず後ろから夏樹の頭を抱き込むように、抱きしめた。



夏樹「…どした?」

「…不謹慎だけど髪短くてもかっこいいなって」

波留「はいそこ、いちゃつかない!」



そこでようやくみんながわたし達を見ていたのに気づいた。
プラチナ以外の人達も。

顔が熱くなる。
そんな私を見て笑いながら、夏樹の膝の上に抱き上げられた。




玲奈「Aの照れ屋さんーっ」

「もー…からかわないでよーっ」




そのやりとりに笑い声が上がったものの、ツバメがため息をつく。




ツバメ「それにしても…せっかく生徒がひとつになれのにー…」

波留「くだらねえ校則なんて守るかよ、徹底抗戦だよ徹底抗戦!」

油森「…大切なのは校則がどうとかじゃないよ。見た目の不自由より、心の自由だ。みんながやりたいことをやれないのが問題なんじゃないかな」

美森「そうだよ、あんなこと言ってる教師に負けないでみんなでなんかやろーよ!」

ツバメ「みんな、なにがしたい?夢のあることしようよ!」

畠「…俺、音楽祭やりたい」

エミリー「スピーチコンテストは?」

御手洗「はいはい!モテたい対決延長戦!」



笑いが起こり、場の空気が和んだ。



タクト「いいねえ、本気の球技大会」

チョロリ「タクトくんプロリーグ目指すってほんと?」



タクトにチョロリくんがボールを回しながら聞く。



タクト「ああ、…まあな」

「さすがタクトだねーっ応援する!」

タクト「さんきゅっ」



と、そこで今まで沈黙を保っていた陸が、口を開いた。



陸「俺は…作家になる」

波留「作家?」

タクト「ああ…言ってたな」

波留「でもそれ学校でやることじゃなくね?」



不思議そうなみんな。
でも陸にはまだみんなに言ってないことがあるんだよね!

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アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
らびっと - この作品が大好きで何回も読み直しています!!何度読んでもキュンキュンします!更新頑張ってください^o^ (2017年6月11日 5時) (レス) id: 9a86f7756f (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - すっごく面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月14日 3時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - この作品は、二、三回読んでます!その度にキュンキュンさせてもらってます。ありがとうございます。更新頑張ってください、待ってます。 (2017年5月2日 18時) (レス) id: 095aa0ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みる | 作成日時:2015年2月15日 0時

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