愛され病弱少女は須堂くんの彼女！【学校のカイダン】2

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慧「その奇跡の存在であるお前らの心が、何度もそこの会長に揺さぶられたんだ！

なのになぜ、その自分の心を信じない？
お前らはそんなに自分に自信がないのか！？

裏切ったのはそいつじゃない、お前ら自身だ！」



皆が考え直すなか、南が振り向く。



南「騙されないで！そいつは大嘘つきの詐欺師よ！名前も嘘！そいつはこの学校の…」



そんな南を遮るスピーチライターとやら。



慧「噂話に流されるな！
お前らの思い込みが本当にただの思い込みだった試しはないのか？
お前らの思い込みなんて、たやすく裏切られるんだよ！」



そう言って彼は立ち上がった。
…そういうこと。立てるんだ。



慧「俺が立てないなんて、誰が言った？

見ろ！そのミノムシの勇者を！
お前らの前で感情のままに泣き、叫んだそいつは本当にただのペテン師か？
…それともお前らの希望なのか。

それを決めるのはお前らだ！」




そしてツバメにスピーチをふった。



ツバメ「…私の夢は、学校をみんなで笑い合える場所にすること。
私の夢は、学校をみんなで一緒に考える場所にすること！
私の夢は！…学校をひとり残らず、みんなが愛される場所にすること！
それを叶えるたった一つの方法は、自分を愛してあげることっ。
自分を愛さない人を、他人が愛すわけない！

…だから、もっと自分を愛してあげて…？」

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