占ツクあるあるをどうにかしてみた

あるあるその2：//////////// ページ3

王道のあるある「赤面を////であらわす」

いや、漫画でありますもんね。ほっぺにスラッシュ入りますもんね。絵文字でも使いますもんね。

でも、小説なんです。イラストはないし、記号はただの記号。

「顔を真っ赤にしてうつむいた」とか「顔を手で隠しているが、その赤い耳までは隠しきれていない」とか…こういう文章を入れた方が何倍もロマンチックですよ！！！

ということで、改変しませう

―――――――

今日はバレンタインデー。私も太郎にチョコレートを渡そうと思って放課後に教室を飛び出した。
でも。
「太郎くん、あの、これ……」
「あ、ありがとう」
中庭で話している彼と真っ赤な顔でチョコを差し出している知らない女の子を見て固まる。
太郎は嬉しそうな顔をして笑ってて。

胸が酷く痛かった。

「(私じゃなくてもいいんだ…)」
ダッ
「え、あ、ちょッ、花子…！？」
後ろから彼の声が聞こえた気がしたけど、今はもうそれも聞きたくなかった。


「花子！！」
後ろからぎゅっと抱きしめられた。太郎の匂いがして思わず涙が出てくる。
「今更…グスッ…甘い、物なら、なんでもいいんでしょ」
「違うからね！？とりあえず聞けって(ギュッ)」
「ふぇ…？」
両側のほっぺを手で挟まれた。
「その、あれは断るつもりだったからね！」
「うそだ…だって…」
「だから…ああもう！」
チュッ
「んんッ…」

唇を塞がれた。

「ちょ、太郎……」
「こんなことするのはてめーだけだかんな！」
間近で、私と同じくらい顔を赤らめた彼と目が合う。
「太郎……」
そんな彼の顔に思わず見とれていると、いきなりお姫様抱っこをされた。
「え、ちょ、太郎…！？」
「さぁて、誤解も解けたしゆっくり食べるとしますか(黒笑)」
「な、なにを……！？」

このあと、保健室で何をしたかは……二人だけの秘密。


―――――――
そもそも赤面シーンが少なくて伝わってるかがわからない気がするけどまあいいや。

「///」という一つの表現が文字にすることで何個もバリエーションが増えます。どう表現するか考えることで語彙力も増えます。

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