【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ5)

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§ぼっち§ ページ5

「・・・どうやって、ここに来たのですか？」

『寝たら』

「・・・普通の人は寝ても来れません」

『じゃあ俺は普通じゃないんじゃない？』

「・・・」

黙っちゃったよ。
いやあ、しかし驚いた。今どきのパイナップルって、紺色なんだね。

「今失礼なことを考えましたか？」

『いや別に、パイナップルって紺色なんだなーって。別に失礼ではないでしょ？』

「今すぐ「失礼」の意味を辞書で引いてきなさい」

骸がお母さんだ。
あ、そうだ。前みたな「なんでお前俺の名前知ってるんだ事件」が起こる前に名前聞いとこ。
そう思って、こっちも教えたんだから、と聞くと、

「六道骸です」

と、案外あっさり教えてくれた。

「クフフ、最初はなぜここに来れたのか不思議に思ったのですが、夢から覚めれば、どうせあなたは他人ですしね」

・・・ごめん骸、君が乗っ取ろうとしたマフィアのボスの友達だわ、俺。

『どうかな。言っとくと、俺並中生だよ』

「・・・そうでしたか」

骸が少し驚いたような顔をしたけど、すぐに興味がないように答えた。

『まあなんだその。時々黒曜遊び言っていい？』

「は？」

『・・・俺、ぼっちに見えるらしいんだよね』

「・・・」

要するに友人が欲しいと・・・。とか、哀れみの目を向けられる。やめろ、そんな目で俺を見るんじゃない。悲しくなるだろう。

「・・・黒曜ランドに、僕の仲間がいます。彼らなら、あるいは・・・」

『やった。』

「ただし、条件があります」

あれ？

「その仲間の一人に、凪・・・否、クロームという子がいます。」

・・・ああ、あの子か。眼帯の、目が大きくて可愛い子。
・・・・親は嫌いだけど。

「あの子の友人になってくれませんか？」

・・・。

『骸ってさ、』

「はい」

『さりげなく面倒見がいいよね』

「余計なお世話です。それで、どうしますか？」

条件もなにも、

『俺は友人が欲しくて遊び行っていいか、って聞いたのに、それの条件がクロームの友人になれって・・・。むしろ御宅のクロームさんと友人にから始めさせてください』

「お見合いで「まずはお友達から始めましょう」みたいなノリですか。・・・言われてみればそうですね」

『じゃあ、そういうことで。』

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