あの日と同じ ページ38
「会いたくないって言ったのに」
「ごめん」
「誰に病院の場所聞いたの？ウジオッパ？それともマネオッパ？」
「ごめん」
「何で謝ってばっかなの。何とか言ってよ」
「…病院の場所はマネヒョンに聞いた。勝手に会いに来てごめん。でも、もう後悔したくないんだ。俺はもう不器用を言い訳にしない。俺らが、いや…俺がお前をしっかり見るから。何があっても見捨てない。約束するから。」
「何言ってるの。今更もう遅いよ。私みんなに酷いことたくさん言ったよ？みんなは私のために戻る場所作るって言ってるけど、もう元に戻ることなんてできないよ。」
「俺は諦めない。クラが本当のクラ自身の姿でSEVENTEENに戻ってくることを。クラがSEVENTEENから離れたって、俺は何度だってお前に会いにいく。俺、意外にしつこいんだよ」
「だから、これからよろしく」
そう言ってウォヌオッパは私にピンク色のチューリップを差し出す。
「何でチューリップなの…」
「だって、前にあげた時かなり喜んでただろ。お前が喜ぶものこれしか思い浮かばなかった。」
「…女の子の病室に勝手に入ってきたのは間違いだけど、こればっかりは大正解。私、ピンク色のチューリップ好きだよ」
ウォヌオッパからピンク色のチューリップを受け取る。
「結局、受け取るのかよ笑」
「お花に罪はないからね。あと、もう一回言うけど女の子の病室に勝手に入ってくるのは罪！」
「そうなのか？知らなかった」
「オッパ。私…戻らないから」
「ううん。俺が絶対戻してみせるから」
「クラ。お前はお前のままで十分だよ」
そう言って笑ったウォヌオッパはいつもみたいに意地悪だったけど、なぜか嫌な気はしなかった。
ウォヌオッパの優しさに
少しだけ戻りたいって思ってしまったけど、どうしても怖くてウォヌオッパの伸ばしてくれた手を掴むことは出来なかった。
期待して、見捨てられた時の気持ちを知っているからだ。
私がユナになりたいって思うきっかけとなった日。忘れることのできないあの日。
私はユナより劣っているという現実と、持ち上げられて叩き落とされる絶望を知った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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タルタリ(プロフ) - よつばさん» SEVENTEENは個性バラバラでどこを選んでも間違いないので迷いますよね〜(TT)ジュンとスンチョルという意見が割と多めな気がします^_^コメントありがとうございます！参考にさせて頂きますね(^^) (2020年8月16日 22時) (
レス) id: 2393545377 (このIDを非表示/違反報告)
よつば(プロフ) - 私はクプスさん、じゅんぴ、ディノちゃん推しです！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: 74e5aa9bec (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - にょ。さん» ドギョムいいですよね(TT)今後ドギョムの切ない話なんか書けたらいいなぁなんて思ってます！教えてくれてありがとうございます〜^_^ (2020年8月14日 21時) (レス) id: 2393545377 (このIDを非表示/違反報告)
にょ。 - 私はドギョムペンです!!!背後にほしじゅんいますけど、笑デビューから変わらず好きなのはドギョムくんです!!!もうドギョムくんしか勝たんです、笑 (2020年8月14日 20時) (レス) id: 29224f56f6 (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - Uniさん» 更新楽しみにしてくれてウジくん良いですよね〜^ ^この話を誰を主にメインにしようかと考えたときすぐウジが浮かびました^_^続編もよろしくお願いします！ (2020年8月14日 7時) (レス) id: 2393545377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルタリ
| 作成日時：2020年8月9日 1時
