【妖怪ウォッチ】どっちかなんて 選べない！

8話だy　壁ドンからの〜　土蜘蛛が涙!？　一体どうして？　 ページ9

学校に忘れ物をしてしまったので、取りに行っている。
ｶﾞｼｬﾝ

土「おぉ。Aではないか。一体どうしたんだ？こんな時間に。」

貴「ちょっと忘れ物しちゃって。」

土「あの…A…」

そう言いながら、土蜘蛛は壁にもたれている私に近づいてくる。

貴「えっ、何？」

土蜘蛛は私の前で立ち止まった。
私が驚いていると、土蜘蛛が、私のすぐ横に、ﾄﾞﾝｯっと手をつけた。逃げようにも逃げられない。何をされるか分からない。少し怖かった。すると、土蜘蛛は、私を強く抱き寄せた。土蜘蛛は、私の肩に顔をふせた。それから数秒たったあと、土蜘蛛が泣いているのが分かった。

土「A、吾輩から離れないでくれ！(ﾋｯｸ
　吾輩を一人にしないでくれ！(ﾋｯｸ
吾輩は…吾輩は…！

おぬしのことが大好きなんだ！

だから…！だから…！」

貴「土蜘蛛、ゴメンね。土蜘蛛はいつも私を支えてくれたり、助けてくれたりしてるのに、気づけなくてゴメン… でもね、今はまだ、土蜘蛛とも、大ガマとも、オロチとも、まだ、友達でいたい。私もいつかは、ちゃんと思いを伝えるから。でも、誰を選ぶかは、まだ分かんない。」

土「吾輩は、Aが誰を選んでも、後悔はしない。Aが幸せになればそれでいい。」

貴「土蜘蛛…！」

土「ところで、もう6時半過ぎているぞ？一人で帰るのか？」

貴「うん。」

土「吾輩が送っていこう。一人じゃ危ない。」

貴「でも…反対方向だよ？」

土「こんなに暗いのに、一人で返すなんて、できるわけがないだろう。それに、命に関わる事だぞ！連れ去られてからでは遅い。」

貴「じゃあ、お願いしますね♪」(ﾆｺｯ

土「あぁ。任せておけ！」

9話だy　3人のおたんじょーび　(1)→←7話だy　新たなクラスメート　オロチk

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