操り人形的恋愛 / 重雲 ページ9
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「あ、ああああついあついあつい」
「だ、大丈夫か?!僕の冷麺を少し…でも口を付けてしまった…!」
「氷元素を…」
「そ、そうだな!今塊を出すから…」
…万民堂で、二人で食事をするAと重雲を見たんだ。
オイラ達、万民堂で昼ご飯を食べようと思ってんたんだけど…急遽、快刀陳の屋台でチ虎魚焼きを買って近くで張り込みすることにしたぜ!
「…重雲、ありがとう!助かったよ」
「いや!困ったらお互い様だ」
…やっぱり、重雲って好きなヤツにはちょ〜〜〜〜優しくするタイプだよな…
そういえば、オイラ達が初めて二人一緒に歩いてるところを見た時も重雲は優しいオーラを強めてたよな…
「重雲のおかげで料理も冷めてきたし、いただこうかな。今度こそいただきます」
「いただきます」
「うーん、やっぱり私も重雲みたいに冷たい料理を最初から頼んでおけば、こんなこと繰り返さずに済むのかな……あ、これ美味しい」
「ん…お前の好きなものを頼めばいいじゃないか。僕が冷ませばすぐに食べられるし、…とにかく、我慢する必要はない」
「重雲…」
「……わあ、オイラ、なんかキュンとしたぞ…」
間違いない、稲妻で書籍化したら売れるに決まってるぞ!
ほら、空もキュンとして二人に釘付けになってる……のか?
「…重雲、陽の気が」
「あっ、言われてみればちょっと体調が悪そうだぞ…うう、A気づけ!気づけ〜…」
Aは相変わらず料理を美味しそうに食べてて、重雲もAに申し訳ない気持ちにさせたくないんだろうな…。でも、アイツならちゃんと対処してくれるはずだ!だからはやく気づいてくれ〜!
「……重雲、大丈夫?顔が赤いけど…」
「うあ、」
「やっぱり少し体があついよ…」
「だ、大丈夫だ!今アイスを食べるから」
よ、よかったーーー!!…のか?
う〜ん、やっぱり二人のこと考えると…もっと進展させられた気がするぞ…
「うう〜〜!やっぱりオイラ、二人にはやくくっついてもらわないと気が済まないぞ〜!」
「落ち着いてよパイモン…でも、そんなこと言ったってどうするの」
「うーん…とりあえず、お互いをもっと意識させるところから始めないとな!」
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名無し3680号(プロフ) - まくらもとさん» 読ませていただきました!最高でした。素晴らしいお話ありがとうございます! (2023年3月6日 22時) (レス) @page34 id: be46167942 (このIDを非表示/違反報告)
まくらもと(プロフ) - 名無し3680号さん» 遅くなってしまってすみません。書き上げましたのでレス失礼します。書いてて「これでいいのか?」と悩んだんですが、まくらもとらしさを重視してそのまま投稿しました。ちょっと長いんですがよろしくお願いします〜 (2023年3月6日 21時) (レス) id: b517cf66d5 (このIDを非表示/違反報告)
まくらもと(プロフ) - 名無し3680号さん» リクエストありがとうございます!!3.5の風花祭での登場もあると思いますし、ブリュー祭を振り返って想像を膨らませながら書いてみますのでお待ち下さいな。いつもありがとうございます! (2023年2月27日 16時) (レス) id: b517cf66d5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し3680号(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか?ミカ君で夢主と事故キスする話しなど書けますでしょうか?いつも楽しく読ませていただいております! (2023年2月26日 22時) (レス) id: be46167942 (このIDを非表示/違反報告)
まくらもと(プロフ) - ルーナさん» 好きじゃなかったら絶対「いつか旅に出られるといいね」としか言わなかったと思います。衝動で動いちゃう空ほんと… (2022年9月27日 22時) (レス) id: cfa18e3d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まくらもと | 作成日時:2022年9月27日 1時