【原神】星空はあなたのために【短編集】

野崎村・紺田村の段について ページ30

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　今回のお話は、人形浄瑠璃や歌舞伎の台本である「野崎村の段」をモチーフに書いてみました。ご存じの方も多いかと思います。


　これをパロるために設定を捏造した部分があります。


・ゴローが紺田村出身ということになっていること


　その他の部分は逆に「野崎村の段」の改変となりますので、原作との違いを示しておきます。


・まず、ここではゴローの許嫁を「お蜜」としておりますが、本来は「お光」です。読み方はどちらも同じ「おみつ」。そして父の名を「久作」、ゴローにあたる人物を「久松」、Aにあたる人物を「お染」といいます。

・お染の身分はAと同じ大店の娘なのですが、厳密に言うと「油屋」の娘です。そして重要な部分ですが、軍医などしておりません。久松はその大店の奉公人なのです。

・お染の嫁入りと久松の容疑には第3陣営が絡んでくるのですが、今回は割愛しました。

・祝宴までの時間が少し長めに描かれているように見えますが、本当はもっといきなりのことです。それに、お光とお染のバチバチシーン…平和的にここでは描いておりません。

・お蜜は冒険者を目指すなどと言っておりますが、原作では「尼」です。原神世界でこれを表すには難しかったので冒険者に…

・多分原作では、違う章で結局心中します。そんな最期はあまりにも悲しいので、紺田村の段では結ばれると思ってください。


　細かく言えばまだまだあると思うのですが割愛します。詳細はぜひあらすじを読むか、実際に浄瑠璃を見て下さい。

　こうしてこの場を設けたのは、原作を間違ったふうに解釈されてしまうとまずいからです。当たり前です。

　

　それから、業務的連絡なのですが、

・「信じてくれるあたたかい人」/ 鹿野院平蔵

・「片割れ」/ 楓原万葉

　上記の二作品に付属する解説を削除しました。

　あっ、多分これいらねえな。と思ったのと、単純にお話数を確保するためです。この解説は削除しませんのでご安心を!(心海からの伝言です)


　…ごめんなさい。ふざけました、真面目にやります。

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