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そして舎弟が言われていた14時少し前、

(…暇だなぁ)

しばらくは絵を描いて一人で遊んでいたAだったが、飽き始めたAは、他になにか無いかと遊ぶものを探しているとふと、外から音が聞こえてきた。
子供の頃からやたら聴力が良かったAは、遠くから聞こえ始めた焼き芋屋の音に反応するのが早すぎた。

(買いに行く時間だ!…お兄さんまだ寝てる…。起こすなって言われたし、買いに行ってこよう!)

そして小銭を握りしめて家を飛び出して行ってしまった。舎弟は眠っていた為にそれに気が付かなかった。
家の外に出ても、まだ焼き芋屋の姿はない。Aは自分の耳を頼りに音のする方へと走った。屋台を発見してから焼き芋を買ったはのは良かったが、音を頼りに走ってきただけのAは道に迷ってしまった。

男1「こんにちはーAちゃん」

「こんにちは!お兄さん誰?」

突然近くを走っていた黒のワゴン車に乗った男に突然声を掛けられた。

男1「僕は京極組の加藤っていうんだ。君のお父さんとおじいさんにはお世話になってるんだ。」

「京極組の人かぁ」

Aは京極組と聞き、ここで完全に警戒心を解いてしまった。

男1「迷子にでもなっちゃったかな?」

「……。」コクン

男1「そりゃ大変だ。おうちに送ってあげるから乗りなよ」

「わあ!ありがとう!」

そうして車に乗り込んでしまい、帰り方がわからなかったAはまんまと連れ去られてしまった。
この頃家で寝ていた舎弟がようやくAがいないことに気が付き、青ざめた顔で探し回っていた。

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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!!続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます!!確認して外して下さいね!! (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年6月29日 18時

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