Episode９ 威厳 ※シリアス ページ31
医師「…親族の方は君一人？」
忠司や源十郎は京極組の人間であるため、通常の医者にかかることはできない。
そうなれば組のお抱えの医者のもとに行くのが常なのだ。
Aもここのほうが早いからと、何度かこの病院で熱を出した際には見てもらうことも多かった。
「…はい」
医師「酷な話だけど、覚悟は大丈夫？」
「…はいっ…」
源十郎「…A、無理しなくてもいいんだぞ…」
話せる程度にまで回復したらしい源十郎が様々な管に繋がれたままAに声を掛ける。
「師範…私は受け入れます。どんなことでも…」
源十郎「…わかった」
医師「…では、A源十郎さん。貴方は…転移性脳腫瘍、余命…１年余りです。」
「っ…！」
源十郎「…そうか…」
零れ落ちそうな涙を目元にためてAは息を噛み殺した。
それとは裏腹に源十郎の声はまるで全てわかっていたかのようだった。
「あのっ！治療法は…！」
源十郎「A…良いんだ」
「師範…！？」
源十郎「儂も歳だ。治療自体もリスクが高い。そうだろう？」
「〜っ…！」
医師「…はい。治療にもかなりリスクがありますので…治療はおすすめしかねます…」
「そんな…」
源十郎「わかりました…A、入院になる。書類や着替えの用意を頼めるか？」
「…なんで、そんなに平然としているんですか…？」
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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます！亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ！！続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます！！確認して外して下さいね！！ (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年6月29日 18時
