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頭打った……、と呟いて頭をさする。まだガンガンいっている。
「ごめんね〜、いいよ」
「何があった」
「え？ ベットに座ってたんだけど、布団に足とられて転げ落ちて頭打っただけだよ」
それはだけとは言わない。不動が頭の片隅で思ったことを追い払って、言うぞ、と言った。はいよ〜、と気の抜けた返事をした。
「瀬川と一緒に姿を消した奴等は三人。いずれも男だ」
ホワイトボードに男と書き込む。いいよ、と軽く次を要求する。
「一人目は恐らく175cm〜178cm、短髪の黒髪」
『・推定175cm〜178cm。短髪黒髪。』
辛うじて読み取れる文字で素早く書き込むともう一度、いいよ、と言う。
「二人目、恐らく178cm。うなじまでの露草色の髪」
『・推定178cm。うなじまでの露草色の髪。』
先程よりも雑になった文字を見て廣瀬が、後で書き直さないと読めませんよ、と言った。
「三人目、恐らく168cm〜171cm。長髪の赤茶色。左頬に湿布」
『・推定168cm〜171cm。長髪の赤茶色。左頬に湿布。』
先程よりも綺麗に書いたが所詮辛うじて読み取れる程度の文字。やっぱり書き直さないと、と廣瀬が後ろからまた言う。
「うるさいなぁ、わかったから！」
「うるさいのは貴様だ」
「不動君に言われたくないな」
「なんだと貴様！！」
落ち着くのです不動君！ と東雲の声が聞こえてくる。ごめんごめん、と軽く謝った。
「ありがとうね〜。じゃ、」
不動が何か言った気がしたが、プツリと切った。
それから、ホワイトボードを眺めて、きったね、と軽く笑いながら一行ずつ綺麗に書き直した。
・推定175cm〜178cm。短髪黒髪。
・推定178cm。うなじまでの露草色の髪。
・推定168cm〜171cm。長髪の赤茶色。左頬に湿布。
「ねぇ、ちとせといっしょにいるんだよね？」
「多分ね」
「じゃあ、ちとせのしかくでみれるよね？」
「あ、確かに」
「みてくる。からだよろしく」
えっ、ちょっと、と言ってる間にも異能を発動させてベッドにパタリと横たわった。それを見て美影は、はぁ、と溜め息を吐いた。
廣瀬がホワイトボードの一番下を穴が空きそうなほど見つめる。それも、濁っている死んだ目で。
「廣瀬君？ 平気？」
「平気です」
棒読みかよ、と笑顔で思う。美影もホワイトボードを見て、はぁ、と溜め息を吐いた。
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神羅(プロフ) - 蛍火さん» すみません、もう締め切っておりまして……。それに、今は殆ど機能しておりませんので……。ボチボチ更新しなければと思うのですが、私も一応受験生でして……。すみません。 (2018年7月9日 23時) (
レス) id: 57d9444f68 (このIDを非表示/違反報告)
蛍火 - お話読ませていただきました。もしも席がまだ空いているのなら、社員として、入らせていただけると嬉しい所存でございます。この小説を読もうとしたきっかけは、ラハルちゃんの紹介です。お考えの方よろしくお願い申し上げます。 (2018年7月3日 14時) (レス) id: 62a90d8188 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 浅葱さん» 頑張ります！ ちょこちょこ更新しますね (2018年3月4日 21時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱 - すごい、面白いです！更新待ってます！！ (2018年3月3日 13時) (レス) id: 2921f40b7a (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 花園イリアさん» はい！ おかげさまで突入できました！ 不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします(^-^ゞ (2017年5月5日 14時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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