◎:ただ会いたかった ページ40
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shoおまえいまどこでなにしてんの
sho横アリなわけねーよな
sho不在着信
shoでんわでろ
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〈 ……あ、もしもー、《 そのまま左 》… 〉
ワンコールで応答。ブチっと切られた電話、そのまま左を向くと見慣れた車種に青白く光るナンバープレート。既に迎えに来てくれていた車に乗り込むと、尋常じゃない冷や汗がコトの重大さを物語っている。
『で?どう弁解すんの?』
「いやぁ、」
『いやぁ、じゃないのよ、うん』
「ちょっとお手洗いに、」
『おい』
グイッと連れ戻される我ながら華奢な左腕。いつもより温厚なのは逆に恐怖心を煽るから、心底、紫耀を怒らせるのは後悔が募る。
「急遽だったんだもん」
『急遽とかの問題じゃねえの、分かる?』
「うん」
『県境で会えない俺はどうなんの?』
「いやぁ、そうですよね」
県内で行われたSixTONESのライブに急遽参加することになった。友達の熱量に勝てなかった。紫耀は仕事でそれどころじゃないしなぁ、と放置していたら開演時間になってしまった。運悪く充電が切れてモバイルバッテリーなんて持ち合わせてないからそのまま。
と、まあ公演終了後にコンビニで充電器を買って電源入れたら大変なことに。で、何故か慎太郎くんが私に気づいたみたいで、紫耀に連絡があったらしい。
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まきこ(プロフ) - 全部のお話すごく好きです!!甘えてくれる紫耀くん可愛すぎますね!またいろんなお話読めるの楽しみにしてます^ ^ (2021年2月14日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詠夢 | 作成日時:2021年2月7日 1時