LOVE 2

ハプニング　3 ページ6

西島「痒いとこないですか？」



A「ないです！すごく気持ちいい！
にっしー上手だね〜」



西島「…この状況で気持ちいいとか
言わないで！」



A「どうして？」



西島「まぁ、いいや……体も洗って
あげようか？」



A「それは遠慮しときます…」



西島「あっそ…残念……次は俺の番ね」



A「うん、座って座って」



西島「はいはい」



A「シャンプー手のひらに
のせてくれる？」



西島「はい、お願いします」



にっしーの髪を洗いながら



今の状況が不思議でおかしくて


A「なんか…変な感じ…」



西島「何が？」



A「だって、大好きな芸能人と
一緒にシャワー浴びてるなんて
普通あり得ないでしょ？
ましてや、髪の毛を洗いっこしてるなんて
考えられない」



西島「でも実際起きてる事だよ」



A「そうだよね〜……きっと
一生の運を使い果たしちゃったかも
しれないなぁ…」



西島「大げさだなぁ」



A「大げさじゃないよ……
一生分の運を使っちゃったから
手術失敗しちゃうかもしれない……」



西島「………」



A「……にっしーは私の手術の話しに
なると無関心だよね……」



西島「そんなことないよ……」



A「……だって何にも言ってくれない…
私の目のことなんてどうだって
良いもんね…優しくしてくれのは
目が不自由だからでしょ？」




西島「そんなことない！！そんなこと
ないよ……Aの目は治ってほしいって
心から思ってる……だけど……だけどね……
Aにキスしたあの医者が
手術費も出す上に、実際、手術もしちゃう
なんて……勝ち目ないじゃん……」



A「勝ち目？」




西島「Aの事……好きだよ」

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