LOVE 2

ディズニーランド　3 ページ44

小さい子が



喜ぶような、優しいアトラクションに




乗っている



私はそれでも楽しい！！



だけど、勇さんはつまらなそう……



A「楽しくない？」



勇一「そんなことないよ…」



A「私に合わせてるから
つまらないよね……もっと激しい
アトラクションとか乗りたいよね？」



勇一「そんなことないよ……なんか
大人になると、こういう所より
山に登ったり、オペラとかの方が
落ち着くって言うか…」



A「ごめんなさい……」



勇一「なんで謝るの？俺はAが
やりたいことを叶えてあげたいんだから
いいんだよ」



A「……」



私は……一緒に楽しんでくれなきゃ



意味ないんだけどな……



こんな感じで、結婚しても



お互い気を使ってやっていくのかな……



勇一「お昼何が良い？」



A「なんでも……」




勇一「なんでもかぁ…」



A「……あそこでみんな並んでるのって
何？」



勇一「ミッキーの形の肉まんみたいな
やつだよ」



A「食べたいなぁ」




勇一「並んで食べるほど美味しくないよ」



A「……じゃあ、あっちは？」




勇一「あぁ、あれは、ミッキーの形の
ワッフル……すごい甘いと思うよ…
お昼にはちょっとなぁ…」



A「……勇さんが食べれるので
いいよ……」



勇一「並ぶの嫌だからなぁ……
ラーメンはどう？」



A「ディズニーランドで
ラーメン食べれるの？」



勇一「そんな美味しくないけどね」



勇さんってなんか一言



多いよね………



食べる前からそんなこと



言われたら、食欲なくなる……



そんなこんなで、もう夕方……



勇一「そろそろ帰ろう」



A「えっ？もう？夜に花火が…」



勇一「目が疲れるでしょ？
それに、お母さんに心配かけたくないし」



A「……はい」




また、にっしーならって思っちゃう


ちょっと怒られても楽しいから


遊んじゃおうって言ってくれそう



二人で謝ればいいじゃんって


クシャッとした笑顔で



ウィンクしてくれそう



いたずらっ子みたいに……

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