LOVE 2

ディズニーランド　2 ページ43

友輝「勇さん！
おはよ！」



勇一「おはよう！朝から元気だな！」



友輝「姉ちゃんのことよろしくな！」



勇一「わかった」



A「お待たせ」



友輝「姉ちゃん、そんな靴じゃ
疲れるよ〜ディズニーランドって
広いんだぜ！こっちの低いパンプスにしな」



A「はいはい、うるさいなぁ〜」



勇一「お父さんみたいだな！友輝は」



友輝「姉ちゃん、世間知らずだからさ
いろいろ教えてやんないとさ」



A「生意気なこと言わないの！」



母「勇さん、よろしくね」



勇一「はい、お任せください」



目が見えないときも一度だけ



ディズニーランドに



来たことはあったけど、ここまでとは……



入り口だけで



こんなに広いなんて……



前は音だけのディズニーランド



今日は、目が見える！



たくさんの人、人、人……


キャラクターもあちこちにいる……


いろんな色の風船……



お土産のぬいぐるみ……



壮大な町並み……すごい！すごいの一言



勇一「どうしたの？」



A「あまりにもすごくて
ビックリしちゃって」



勇一「まだ、入り口だよ！さっ
行こう！」



A「あっ！あれってミッキー？」




勇一「そうだよ」



A「写真撮りたいなぁ！」



勇一「あの列見て！一時間は
かかっちゃうよ！時間の無駄だから
やめとこう」



A「……そんなにかかちゃうんだぁ…」



勇一「優しいアトラクションなら
乗れるよね」



A「うん……勇さん、みんな
頭に着けてるのって売ってるの？」



勇一「売ってるよ！欲しい？」



A「欲しい！」



勇一「じゃあ、買ってあげるよ」



いろんなカチューシャのタイプや



帽子とか被ってみる



それだけで楽しい！！



A「これにする！」



勇一「うん、可愛い！」



A「勇さんは着けないの？」



勇一「着けないよ〜30歳過ぎた
男だよ！無理」



A「ふぅ〜ん……」



こんなとき、つい、にっしーだったらって


考えちゃう……


にっしーだったら、30歳過ぎてても


自ら着けたいって言いそうだなぁって……

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