LOVE 2

初めて…4 ページ38

西島「そんで毎日
Aのことばかり考えてたら
すんげぇ会いたくなっちゃってさ…
あぁ、やっぱ俺Aが好きだわって」



A「嘘……」



西島「ほんとだよ」



A「だって……にっしーは
芸能人で、すんごいファンがたくさん
いて、こんな私なんて選ばなくたって
まわりには、可愛い人や、綺麗な人ばかり
だし、それにそれに」



西島「A、キスして良い？」




A「えっっ！！？？」



西島「ビックリしすぎ！いいの？
ダメなの？」



A「だ、だめ！」



西島「なんで？」



A「そんな！大それた事！」



西島「俺の事嫌いなんだぁ……」



な、なに！？その捨てられた子犬


みたいな顔は！！



A「き、嫌いなわけないでしょ！！」



西島「じゃあ、いいの？」



A「世の中のにっしーファンに
殺されちゃう〜……」



西島「初めて全部くれんじゃなかったの？」



なんか、表情が変わった！！！



なんか悪いこと考えてる人みたい！！



A「は、初めてじゃないもん！」




西島「目が見えるようになってからは
初めてでしょ？キスすんの…」



にっしーの腕が私の肩を引き寄せて



めちゃくちゃ至近距離！！



入院中ずっと画像や動画を何度も見た



お気に入りの画像なんて、ズームに



してみたりしてた顔が！！



A「あ、あの、じゃあ、頬っぺに
お願いします！」



西島「なんだそれ？」



A「頬っぺにキスされたことないし！」




西島「じゃあ、頬っぺから…」



にっしーの柔らかい唇が


私の頬に……



……それで終わりだと思っていたのに……

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