LOVE

ドライブ　2 ページ19

A「にっしーって
運転うまいんですね」



西島「目が見えないのにわかるの？」



A「わかりますよ〜うちのお母さん
なんて、危なっかしいし、友輝も
スピード出し過ぎで、乗ってて
怖いもん！にっしーは、安心して
乗っていられます」



西島「タクシーの運転手に
なっちゃおうっかなぁ〜」



A「にっしーがタクシーの運転手に
なったら、指名ばっかりで、休めない
ですよ！」



西島「Aちゃんも指名してくれる？」




A「もちろん！！」




西島「じゃあいいよ！専属の運転手に
なってあげるよ」




A「アハハゝゝ」



西島「冗談じゃないよ！仕事忙しくて
いつもってわけにはいかないけど
休みの日なら」



A「あ、ありがとうございます……
言ってもらえるだけで、嬉しいです！！」



西島「……本気なんだけどなぁ……
まぁ、いいや……ちょっと窓開けるね」




窓が開くと、心地好い風が



入ってきた




A「……海？」




西島「正解！！海の近くにある
小さな洋食のお店なんだけど
すんごく美味しいだよ！
雰囲気も良くて隠れ家みたいなんだ」




A「……芸能人っていろんなお店
知ってるんですね…」




西島「えっ？どういう意味？」




A「いや……」




西島「もしかして…いろんな女の人と
行ってると思ってるでしょ？」



A「だって…そうでしょ？」



西島「ん〜残念でした〜…
ほとんどスタッフとばかりだよ！
PVの撮影に良いかなぁって
下調べ」



A「ふ〜ん…」




西島「やきもち妬いてくれるなんて
嬉しいな！こんな不細工な俺に！」



A「にっしー自分でカッコいいって
言ってましたよね？」




西島「それは……Aちゃんが
自分の目で確認したら、感想聞かせて！」



A「……」

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