天然な君 2 ー尾浜勘右衛門ー リクエスト作品 ページ49
尾「まあ気にしてないならいいけどさ!」
「う、うん・・・むしろ勘違いされた方が好都合というか・・・」
尾「なんか言った?」
「な、ななななななんでもないよ!?」
尾「ならいいけど・・・」
何を焦ってるんだ・・・落ち着け、落ち着けー・・・。
やっと一緒に出かけられるんだから・・・。
そして次の休み、事前に用意を重ねに重ねてついに一緒にお出かけすることになった。
き、着飾りすぎてないよね・・・大丈夫だよね!?
尾「お待たせ〜」
「えっ!?あ、全然!」
尾「じゃあ行くかー!」
「そ、そうだね・・・」
制服じゃない尾浜くんもかなり素敵です・・・。
なんて言いたいけど無理だ、言ったら死んじゃう、私が死んじゃう・・・。
と、とにかく話題話題・・・な、何を話せば・・・二人だとかなり緊張する・・・。
尾「俺 今日すごい楽しみだったんだよね!」
「えっ!?」
尾「店内でしか食べれないってどんなのだろ・・・」
「そ、そっちか・・・前に行った時は日替わりって書いてあったよ?」
尾「ひっ日替わり・・・だとっ!?」
「そうそう、この間は胡麻だったかな?すごく美味しかった!」
尾「そんなに!?じゃあ今日あればそれ食べたいな・・・」
あれ、なんかいつも通り話せてるな・・・。
楽しく話しているうちに直ぐにお店が見えてくる。
あっという間だな・・・お店に入ると人は少ない、まあ穴場ってだけあるよな・・・みんな持ち帰りするのかな。
席について、日替わりをふたつお願いする。
尾「今日なんだろうな・・・」
「そんな深刻そうな顔しなくても・・・あ、きたよ!」
『日替わり饅頭ふたり分だよ、それに君たち恋仲だろォ!これはおじさんからのオマケだ!』
尾「桃色の・・・饅頭?」
「それにもうひとつは黄色だね」
『黄色の方が今日の日替わりの芋饅頭、そして桃色の方は恋仲限定の桃饅頭だ!』
「こ、恋仲・・・あの」
尾「A」
「えっ・・・」
尾「シーッ」
ひ、秘密ってことかな・・・いやそれにしても・・・。
自然とその対応ができる尾浜くんはやっぱり爽やかでかっこいい・・・。
ふたつの饅頭を食べ終えてお勘定をしたあとに外へ出る
美味しかったなぁ・・・桃の饅頭か、また今度 食べれるかな・・・今度は本当に恋仲になってからで
尾「美味かったなー!」
「そうだね、でもなんか嘘ついちゃったみたいで申し訳ないな」
尾「大丈夫だよ、桃の饅頭分も払ってるから」
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ユリリン(プロフ) - メリークリスマス。こんにちは。守一郎の話凄く爽やかで彼らしさが伝わってきで面白かったです。勘右衛門の話も読みました。どちらも最高です。素敵な作品2つも読むことができて嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年12月24日 11時) (レス) @page47 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。返信ありがとうございます。お待ちしています。 (2022年12月18日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - アズさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます!かかせていただきます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - ユリリンさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - こんにちは。リクエストいいですか?夢主ちゃんが尾浜勘右衛門に一目惚れし甘味が好きだと知り評判のお饅頭を買って勘右衛門にアタックする話。勘右衛門も夢主ちゃんに誘われて嬉しくて喜んでいたでお願いします (2022年12月16日 21時) (レス) id: 7fd9378bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2022年11月14日 3時