幸せな 3 ｰ土井半助（現パロ）ｰ リクエスト作品 ページ30
二人で食事をした後に、彼女にプレゼントを渡す。
本当に小さな贈り物だけど
「ネックレス･･･すごく綺麗」
土「デザインが気に入っちゃって･･･あ、私がつけるよ」
「･･･うわぁ！」
土「気に入ってくれて何よりだ･･･はぁ･･･今日はごめんね、早く帰ってくるつもりだったんだけど」
「いいのよ、そんなの。仕事が忙しいのは分かってるから、いつもご苦労さま」
土「そう言ってくれると少し気が楽になる･･･さて、早く片付けて寝ようか」
「あ、その前にお花･･･花瓶が確か･･･」
棚から花瓶を出して水を入れて机に置く。
なんだか気に入ってくれてこっちまで嬉しくなってくる。
土「あ、今日は月が出てる」
「窓開けてちょっと見てみようか」
土「寒いからこれ着て出て」
「ありがとう」
土「そうか、満月かぁ･･･走って帰って来たから気づかなかったよ」
「本当だ･･･なんだか懐かしいな」
その言葉にAの方をむく。
見たことない姿のAと今のAの姿が重なった気がする。
なんだろう･･･この感じ、初めてじゃない気がする。
過去にもなにか、あったような気がする。
『見て見て、今日は満月だよ！』
土『こら、湯冷めするぞ？』
『大丈夫ですよ、なんだかいつもより綺麗に見えるなー』
土『なんでですかね』
昔･･･こんなこと･･･あったような。
なんて、そんな不思議なことないか。
寒い中 二人ででくっつきながらベランダから空を見上げる。
「ねぇねぇ、半助！」
土「ん？」
「今見てた！？流れ星あったよ！」
土「えっ本当に？」
「うん！」
綺麗な笑顔が月明かりに照らされる。
なんだか懐かしい笑顔だ。
「『半助とずっと一緒にいられるようにってお願いしたんだ』」
昔もこんなこと言われたような気がする。
懐かしいよな、少し悲しいような･･･複雑な気持ちになる。
「半助？」
土「･･･なんでもない、冷えるからもう中に入ろうか」
「そうだね、今日はありがとう。プレゼントまで貰っちゃって･･･私も今度お返ししなくちゃ」
土「じゃあ今度の休み 久しぶりに一緒に出かけようか」
「いいね、プロポーズしてくれたところ回ってみる？」
土「いやっそれ恥ずかしいからやめて」
「じゃあ初デートしたところにでも行ってみようか！」
悪戯っぽく笑うAは昔から変わらない笑い方だ。
可愛いAの唇と重ねる。
ずっとずっと昔から君のことを知っている気がする。
そんな感覚になることが時々ある。
心美しき 1 ｰ鬼蜘蛛丸ｰ→←幸せな 2 ｰ土井半助（現パロ）ｰ リクエスト作品
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ユリリン(プロフ) - メリークリスマス｡こんにちは。守一郎の話凄く爽やかで彼らしさが伝わってきで面白かったです。勘右衛門の話も読みました。どちらも最高です。素敵な作品２つも読むことができて嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年12月24日 11時) (
レス) @page47 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。返信ありがとうございます。お待ちしています。 (2022年12月18日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - アズさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます！かかせていただきます！ (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - ユリリンさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます！ (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - こんにちは。リクエストいいですか？夢主ちゃんが尾浜勘右衛門に一目惚れし甘味が好きだと知り評判のお饅頭を買って勘右衛門にアタックする話。勘右衛門も夢主ちゃんに誘われて嬉しくて喜んでいたでお願いします (2022年12月16日 21時) (レス) id: 7fd9378bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2022年11月14日 3時
