104 ページ7
「わかんねぇって何回言わせりゃ済むんじゃ」
三「そこはほら、流れで好きって言うところだろ」
「流れねぇ・・・つか付き合っても得なくね?」
三「まあ確かに」
「友達の話を聞く限り良いもんじゃない」
三ツ谷の胸に頭を押し付ける
いいもんじゃないって分かってても、楽しそうに話すあいつら見てると羨ましく思える
三「相手をちゃんと好きで付き合ってるんだったら得しかねぇだろ」
「確かにねー」
三「お前って今まで好きな奴いたことある?」
「ねぇな」
三「フーン」
「・・・お前めっちゃいい匂いすんな、風呂入った?」
三「嗅ぐな」
「なんかでもさー」
三ツ谷から離れて、まじまじと顔を眺める
母親呪縛から解けてしまえば・・・私も人の事。
好きになれたりして。
どうやったら呪縛・・・解けるのかな。
それこそ王子様のキスで解けたりなんてして。
淡い期待を胸に持つ。
三ツ谷の口を手で隠す
その上からキスをするも呪縛は解けない
「・・・ダメか」
三「・・・いやっ・・・いやいやいやいや!?何してんだお前!?」
「えっ?いや、キスしたら母親の呪いから解けるかなーなんて言う淡い期待?」
三「ちょっと直じゃなかったのが悔しいけどっ!!」
「何言ってんだお前」
三「ビックリ7割ときめき3割」
「何それウケる」
三「ウケるな・・・」
「なんか、好きな人に初めてをあげたいなんて感情ないし・・・相手が満足できるならこれを売りにしてもいいのかな」
三「キス魔にはなるな」
「ならねぇよ」
三「つかもうこの話やめろ、死ぬ」
「おう、死ね」
三「おいコラ」
「三ツ谷ってさ」
三「あ?」
「もし私がうんこになっても好き?」
三「ちょっと考えるわ」
「そこは即答で好きって言えや」
三「うんこってくせぇじゃん」
「そこも愛せよ」
少し沈黙があり、私たちはお互いに笑った
変な空気だったのが一変。
からっとかわっていつものくだらない空気だ。
「あーアホくさ・・・」
三「発想がガキすぎるんだよなァ」
「うるせぇ!」
三「・・・結構いい時間になったな」
「やっぱ帰んの?」
三「なんだその言い方」
「・・・いや、なんでもないけど」
引き止めれば残ってくれのかな?なんて淡い期待・・・
まっ無理だろうけどなー・・・。
三「また今度泊まりに来るからさ」
「なんも言ってねぇよ」
三「帰って欲しくないんだろ?」
「いや、帰れ。もう来んな」
三「言い過ぎだろ」
336人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
別れて、それから。【三ツ谷隆】
男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ...
もっと見る
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時