男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ】three (ページ49)

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お互い話すことはなく肩を並べて歩き続ける
無言の時間も苦しくなく、ただ足を進めた。

「じゃっ」

三「おう、またなんかあったら言えよ」

「私からはなんも言ってないし、なんなら三ツ谷がきただけじゃん」

三「つかお前ってさ、なんで俺のこと苗字呼びなんだ」

「逆に下の名前で呼ぶ意味あるか」

三「俺は･･･まあ呼んでもらいたいかなーって」

「タカシだっけか？平凡な名前をしてらっしゃる」

三「うっせ」

「気が向いたら呼んでやるよータカちゃん」

三「！」

「じゃっ」

自分の家に入っていくA。
普通に呼んでくれてもいいんだけど･･･まあ、こそばゆいってのはあるよな。

三「まっちょっとは進展したか」

あいつは知らないだろうけど･･･。
ファーストキス奪っちゃったしな。

「っくし！」

寒気･･･？なんだ怖いな･･･風邪か！？
というかいつもより家が寒いような･･･。

もう冬でも来んの？

「まあいっかー･･･風呂入って寝よう」

♪♪♪♪♪♪

「あ？･･･もしもし？」

大『俺』

「ちょっと俺という方は存じ上げないですねー･･･掛け間違いだと思います」

ｶﾞﾁｬｯ

さーてと、風呂入って軽くなんか食べて寝よう
再び電話がかかってくるも無視してお風呂に入る。

また変なやつに気に入られたもんだよ

長風呂から出ればまだ着信はなっていた。
何件電話してだよ･･･暇なの！？

「･･･おかけになった電話番号は」

大『テメェ･･･調子乗んなよ』

「バレた！？」

大『すぐ出ろや！』

「いや風呂はいってたんで、暴君嫌い」

大『チッ今暇か』

「これから寝るので、おやすみなさーい」

大『クソがっ』

ｶﾞｶﾞｯ

携帯越しに雑な音が鳴る
こいつ携帯投げたなぁ？？

「まあいいや、寝よ」

携帯をリビングに置いたままベッドに入り込む
温いな･･･目を閉じて少しずつ意識が飛んでいくのがわかる。

暗い中でプツッと何かが切れた気がした。

夢を見た。

幸せで温かい。

みんなが大人になってマイキーくんの家の道場で寝そべっている
その中で過去にこんなことがあったね、こんなことしたねって楽しく話してる。

そんな温かい夢。

私はそれを上から眺めていた。
違う視点から。

なんでだ、なんて思ったけど･･･。

多分その時に私は死んでたのかな。

良い未来をソラから見てる。
良い未来にするには私はいない方がいみたいだ。