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三「・・・していいなら、マジでするけど」
「やっぱなし、嫌だわ」
三「おい、言い出しっぺ」
「・・・はぁぁぁ」
三「なんだよ」
「いや・・・なんか八戒の言葉思い出してさ」
三「八戒?」
「男はみんな誰かの王子様なんだって・・・それ聞いた時に、私は一生王子になれないのかなって」
三「お前は姫だろ」
「黙れタラシが」
三「つか、普通にしたい」
グッと距離を詰められる
まっ・・・近いっ・・・っ
思わず口を押さえつけて、ふせぐ。
三「・・・ペロッ」
「ニョッ!?」
三「今回は我慢してやる・・・けど」
「み、三ツ谷・・・?」
三「次思わせぶりなこと言ったら・・・嫌がってでもするから」
「こ、心に留めておきます」
三「ふっ・・・頼むな」
軽くおでこに触れるだけのキスをされる
距離を置いて後ろに下がれば壁にぶつかり頭をぶつける。
三「大丈夫か!?」
「ちょっ・・・今」
三「?」
「顔見ないで・・・」
三「は?可愛い」
「死ね!!!!」
顔を隠して三ツ谷の顔を抑える
本当にムカつく・・・けど、まあ私が悪いか・・・。
自分の髪に触れて、髪型を確認する。
器用なやつ・・・。
三「気に入ったなら毎朝やってやるよ」
「ん?いや・・・まあ気が向いたらな」
三「そうか!・・・さて、そろそろ戻るか?」
「いや、もう少しだけここにいる」
三「そうか?じゃあ俺もまだいるわ」
「いや戻れよ」
三「ひとりじゃ寂しいだろ?」
「別に?」
三「まあそういうなって」
三ツ谷の膝の上にのせられる
な・・・何事・・・??
ひたすらにほっぺを触ってくる三ツ谷は圧倒的虚無顔。
「み、みふや?」
三「マシュマロみたい」
「ただのひぼう」
三「女は柔らかいくらいがいいだろ」
「・・・分からなくはないけど」
三「温い」
「・・・お前眠くなってきてね!?」
三「お前があったかいからな」
「やめろ、離せっ、寝るなら帰れ!!」
三「やだ、離さない」
「おいコラ!!」
三「離したら、どっか行くだろ」
「は?」
三「お前俺の事避けるって前言ってただろ?」
「あー・・・わかった、どこにも行かないから離れろ」
三「おう」
いつからこんな女々しくなったんだよ・・・。
眠いせいか?・・・やけに素直というか・・・。
「三ツ谷」
三「あ?」
「膝使っていいよ、眠いなら」
三「膝って・・・膝枕ってことか?」
「おう」
三「寝心地悪そ」
「ぶっ潰すぞお前」
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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時