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「はいよ、お茶」
三「サンキュ」
お互いにお茶を飲んで一息つく
・・・ちょっと気まずい空気が流れるも、その空気を切ったのは三ツ谷
三「月が綺麗ですね」
「ブッ」
三「あれって告白だったんだな・・・」
「知らなかったのかよ!?」
三「いや聞いたことはあるけど、お前の回答が分からなかっただけだ!」
「まあ・・・あれマイナーだからね」
三「定番はあれだろ?死んでもいいですみたいな」
「あー・・・まあねー・・・」
あれって私が好きだった場合に言うべき言葉なんだよなー
まだ好きなのかどうか分からないし・・・。
コップを置いてソファの上で体育座りをする
三「さっき電話しただろ?」
「ん?うん」
三「あれ・・・最初間違えて電話したんだ、元々ドラケンに相談したいことがあってしようと思ってさ」
「どうりで」
三「なんだかんだお前電話でてくれて、楽しそうに話してくれたからさ・・・なんか顔みたくなった」
「フーン」
三「話ちゃんと聞いてるか!?」
「まあうん・・・女々しい奴だなぁと」
三「女々しくねぇっ」
頬を摘まれていじられる
ふっと我に返る三ツ谷は急に真顔になる
やめろ、ビビるから。
「ひふや?」
三「・・・ぁ、いや」
「どした」
三「これ言ったらまたムツヤとか言われそうだからやめとく」
「ってことは・・・胸系か、変態め」
三「いや」
ピトッと唇に三ツ谷の指が触れる
真剣な顔してすげぇ触ってくるじゃん、流石ムッツリ。
三「やっぱり女なんだなぁ・・・って」
「どういう意味ですかコラ」
三「いや、悪い意味じゃなくてさ。すげぇ強がってたり女子からモテても、ちゃんと女なんだなーって」
「あぁそういう」
三「なあ・・・」
「あ?」
三「・・・キスしたい」
ピタッと動きが止まる
思わず三ツ谷と距離をとって逃げる準備をする
やるじゃねぇか、モテる男は!!
だがその手には乗らねぇぞ
三「あっいや・・・悪い」
「ムツヤめ!」
三「黙れ」
「付き合ってない女子に手を出すなァァ!!」
三「悪かったって!」
「まったく・・・」
三「なんか指で触っててすげぇ柔らかかったからさ」
「柔らかいからってスキッスしたいは違うと思う」
三「お前だから言ってんだけどな」
「は?」
三「お前は勘違いしてるかもだけど、ほかの女子にそんなこと言わねぇよ」
うわぁ・・・三ツ谷ってたまにすげぇ恥ずかしいこと言うよなぁ・・・
いや、こういうの好きな女子もいるだろうけどさ
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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時