検索窓
今日:41 hit、昨日:19 hit、合計:55,174 hit

116 ページ20

殴りかかってきた男っ
ニヤリと笑って近寄ってくる姿はもはや野獣。

怖気付けばきっと痛い思いをする。
ただ怯えずに、じっと見つめ返す

?「お前・・・名前は?」

「えっあ・・・武蔵 A」

?「へぇ?」

「・・・すげぇ筋肉」

目がいくのは私の目線にある大胸筋
うわっ腹筋めっちゃ割れてる・・・あれ、刺青も入ってる
なんかでも前開けて寒そう・・・馬鹿なんかな。

?「ビビらねぇのな」

「え?あぁ・・・そんなことより筋肉すごいっすね」

?「まあな・・・お前朝から教会なんか来て・・・キリスト教か?」

「いや・・・たまたま入ったって言うか・・・目に入ったからって言うか」

?「フーン」

ジロジロと前のめりになって私を見てくる
終いにはニヤリと笑い私のことを担ぎあげて教会を出る

「堂々と拉致か!?」

?「黙れ」

「私、あなた知らない」

大「柴 大寿・・・これで友達だな」

「と、友達・・・?」

何言ってんだ・・・友達が拉致するわけないだろ・・・?
頭おかしいんか?ネジぶっ飛んでるんか!?

連れていかれたのは住宅街

え?怖い怖い怖い怖い。
つかなんでこういう時に限って誰も通ってないの?

どうにかして逃げねば。

大「お前良い尻してんな」

「触んな!!」

どうやったら逃げられるっ?
つかこれどこ向かってんだよ!!!
考えていると信号で止まる。

地面に下ろされて、大寿は欠伸をする

大「俺帰るわ、飽きた」

「え?え?はぁ!?」

大「文句あんのかよ」

「あるでしょ!?」

・・・まあいいかこの際。
早く帰ろ・・・とすれば襟元を掴まれる

「まだ何か!?」

大「お前もくんだよ」

「・・・え?怖い怖い・・・何?え?襲う気ですか??」

大「誰がガキに手ぇだすか」

「・・・え?困惑して追いつかない、思考が」

大「着いてこいよ」

「えっ無理」

襟を掴んでる手を掴み、相手の足をひっかける
そのまま地面に背中をつかせてから走って逃げる

「無理無理無理無理無理無理!!」

大「待てっぐっ」

追いかけてきてない・・・チャンスっ
人生最大のスピードを出して、走って逃げる
見つけたのはカラフルな頭。

「ナッ・・・ナホヤッソウヤァァァァァァァ!!!」

ナ「うおっ!?」

ソ「朝からどうしたの!?」

「お前らこそっ何してゴホゴホッ」

ナ「とりあえず後ろじゃなくて・・・前から抱きついてこいよ」

ソ「そこなんだ・・・」

「移動するわ」

117→←115



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
336人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。