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殴りかかってきた男っ
ニヤリと笑って近寄ってくる姿はもはや野獣。
怖気付けばきっと痛い思いをする。
ただ怯えずに、じっと見つめ返す
?「お前・・・名前は?」
「えっあ・・・武蔵 A」
?「へぇ?」
「・・・すげぇ筋肉」
目がいくのは私の目線にある大胸筋
うわっ腹筋めっちゃ割れてる・・・あれ、刺青も入ってる
なんかでも前開けて寒そう・・・馬鹿なんかな。
?「ビビらねぇのな」
「え?あぁ・・・そんなことより筋肉すごいっすね」
?「まあな・・・お前朝から教会なんか来て・・・キリスト教か?」
「いや・・・たまたま入ったって言うか・・・目に入ったからって言うか」
?「フーン」
ジロジロと前のめりになって私を見てくる
終いにはニヤリと笑い私のことを担ぎあげて教会を出る
「堂々と拉致か!?」
?「黙れ」
「私、あなた知らない」
大「柴 大寿・・・これで友達だな」
「と、友達・・・?」
何言ってんだ・・・友達が拉致するわけないだろ・・・?
頭おかしいんか?ネジぶっ飛んでるんか!?
連れていかれたのは住宅街
え?怖い怖い怖い怖い。
つかなんでこういう時に限って誰も通ってないの?
どうにかして逃げねば。
大「お前良い尻してんな」
「触んな!!」
どうやったら逃げられるっ?
つかこれどこ向かってんだよ!!!
考えていると信号で止まる。
地面に下ろされて、大寿は欠伸をする
大「俺帰るわ、飽きた」
「え?え?はぁ!?」
大「文句あんのかよ」
「あるでしょ!?」
・・・まあいいかこの際。
早く帰ろ・・・とすれば襟元を掴まれる
「まだ何か!?」
大「お前もくんだよ」
「・・・え?怖い怖い・・・何?え?襲う気ですか??」
大「誰がガキに手ぇだすか」
「・・・え?困惑して追いつかない、思考が」
大「着いてこいよ」
「えっ無理」
襟を掴んでる手を掴み、相手の足をひっかける
そのまま地面に背中をつかせてから走って逃げる
「無理無理無理無理無理無理!!」
大「待てっぐっ」
追いかけてきてない・・・チャンスっ
人生最大のスピードを出して、走って逃げる
見つけたのはカラフルな頭。
「ナッ・・・ナホヤッソウヤァァァァァァァ!!!」
ナ「うおっ!?」
ソ「朝からどうしたの!?」
「お前らこそっ何してゴホゴホッ」
ナ「とりあえず後ろじゃなくて・・・前から抱きついてこいよ」
ソ「そこなんだ・・・」
「移動するわ」
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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時