またね ページ25
「最初はただ普通に友達としての好きとかだと思ってた
けど、Aと一緒に話して、一緒に居て
前も言ったけど、俺が見てきた景色を、お前と一緒に見たい、お前に見せてやりてぇって思った
そう思うのは、俺がお前のこと大好きで
愛してるから
これからお前の傍にいるのは、俺以外じゃねぇとやだ
…だから、だからA
俺と…付き合ってください」
最後の言葉は少し震えていた
一生懸命な言葉に、Aもだんだんと枯れていたと思っていた涙が出てきた
「ばんりぐん…あだじ…うぇぇぇ…」
「っはは…A、鼻水出てんぞ」
「ごめん…涙出たの、久しぶり…」
万里に袖で涙を拭いてもらい
Aはふわりと笑った
「あのね、あのね万里くん
私も万里くんが大好き
だからね、お付き合い…よろしくお願いします」
「…おう、おう…おう」
「ふへへ、万里くん同じこと三回も言ってる」
「いや…ちょっと嬉しくてさ…」
『○○便に乗られる方、搭乗手続きを急いでお済ませください』
気持ちを確かめあえたとき、インフォメーションが鳴った
Aが乗る飛行機のものだった
「…行かなきゃ」
「おう」
「お手紙とか、点字になっちゃうけど、書いていい?」
「ん、俺も点字勉強するわ」
「えへへ、ありがとう
…あのね、万里くん」
「ん?」
「…どれくらいになるか、分からないけど、絶対また帰ってくるから
…待ってて、くれますか?」
恐る恐る聞くAに
万里はいい笑顔で
「ばぁか!!
待つに決まってんだろ、あっちで浮気すんじゃねぇぞ」
「!!…うん、うん、うふふ
万里くんこそ、モテモテだからって他の女の子のところいっちゃダメだからね」
「お前以上にいい女いたらな」
「あはは!」
そう約束を交わした二人は
また会う約束をして、またねといってわかれた
そして、数年の月日が流れるーー。
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紅葉-くれは- - めっちゃいい話しだった…(;д;) (2018年3月25日 0時) (レス) id: 42f83da7c4 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - 一言いいですか...。最高でした!!! (2018年3月24日 23時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続き気になります!更新頑張ってください♪ (2017年5月25日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お嬢(眼鏡野郎) | 作成日時:2017年5月23日 19時