はじめましてとお邪魔します ページ11
放課後、万里はAを迎えにA組へと赴いた
「A」
「あ、万里くん?」
Aは万里の声がするなり
その方向へと顔を向けて、ニコリと笑う
「おう、行くか」
「うん」
Aの杖と鞄を万里は持ち
何ももってない方の手で
Aの手を握った
ーー
「あっ、万里くん!」
「お、咲也…と、真澄」
「真澄…?」
靴箱に着き
靴に履き替えている時に
咲也と真澄が話しかけてきた
「帰るの?」
「おう、Aをカンパニーにご招待しようと思ってな」
「そうなんだ!」「ふーん」
「あの…ごめんねお邪魔して
私が万里君に我儘いっちゃったから」
Aの言葉に咲也は慌てて言う
「そ!そんな!むしろ嬉しいです!」
「本当?ありがとう」
「ま、いーんじゃない?監督がいいって言うなら」
「ん、じゃ行くか」
四人で仲良くカンパニーへの道を歩いた
ーー
「「「ただいま」」」
「おかえりー…あれ、お客さん?」
カンパニーの寮の玄関で迎えてくれたのは
満開カンパニーの監督
いづみだった
おたまを片手に持ち、主婦スタイルで登場だ
「は、初めまして…!
万里くんにお世話になってます海咲Aと申しますっ…!」
「今日はA、俺ら秋組の稽古見に来たんだよ」
「そうなんだ!満開カンパニーの監督のいづみです!
Aちゃん、宜しくね!」
「あっ…はい!!」
「ぶフッ…必死すぎ」
「万里くん!」
「万里くんからかわないの!
じゃあ上がって、まだ稽古まで時間あるから、談話室でゆっくりしてって」
「あ、はい」
万里の手を取って
Aは満開カンパニーへと足を踏み入れた
508人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉-くれは- - めっちゃいい話しだった…(;д;) (2018年3月25日 0時) (レス) id: 42f83da7c4 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - 一言いいですか...。最高でした!!! (2018年3月24日 23時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続き気になります!更新頑張ってください♪ (2017年5月25日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:お嬢(眼鏡野郎) | 作成日時:2017年5月23日 19時