奪っていいかな【 JM 】 (ページ7)

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JM「A… 」

「あ…ご、ごめんね！あはは、私ってばうっかりジミンまで連れてきちゃった。何やってんだろ」

パッ、と繋いでいた手を離す。

「はぁー、なんか気抜けたら甘いの食べたくなってきたー！」

JM「 …ねぇ、」

「ジミンも食べるでしょ？何にしよ。ジミンは何食べたい？アイスもあるよ？それとも、」

JM「 Aっ！！！」

「 …っ、」

初めて聞くジミンの大声に、思わず肩がビクッとなる。

JM「 …もう、いいから。もう自分の気持ち押し殺さなくていい。Aが無理して笑ってるの見ると、僕も辛いよ…。泣くのも我慢しなくていい。僕を頼って…。」

ふわり、後ろから優しく抱きしめられた。

あぁ、せっかく堪えてたのに。

「 ……苦しいよっ、どうしようもなく、好きだったっ… 」

1度溢れ出した涙は止まることを知らずに、次々と頬を伝って落ちていく。

JM「うん…今はいっぱい泣きな」

トントンとリズム良く背中を叩きながら、ギュッと抱きしめてくれる。

その温もりに、更に涙が止まらなかった。

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